/constexpr
コンパイラ オプションを使用して、コンパイル時にconstexpr
評価のパラメーターを制御します。
構文
/constexpr:depth
N
/constexpr:backtrace
N
/constexpr:steps
N
引数
depth
N
再帰的な constexpr
関数呼び出しの深さを N レベルに制限します。 既定値は 512 です。
backtrace
N
診断に 最大 Nconstexpr
の評価を表示します。 既定値は 10 です。
steps
N
N ステップ後に constexpr
評価を終了します。 既定値は 100,000 です。 ステップとは、定数式の評価に向けて行われる個々の計算を指します。 最大ステップ数を増やすと、コンパイルが失敗する場合にコンパイルに時間がかかる可能性があります。
解説
/constexpr
コンパイラ オプションは、constexpr
式のコンパイル時の評価を制御します。 コンパイラによる constexpr
の評価に時間がかかりすぎないようにするため、評価のステップ数、再帰のレベル、バックトレースの深さを制御します。
constexpr
言語要素の詳細については、「constexpr
(C++)」を参照してください。
/constexpr
フラグは、Visual Studio 2015 以降で使用できます。
Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには
- プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。
- [構成プロパティ]>[C/C++]>[コマンド ライン] プロパティ ページを選択します。
- 「追加オプション」ボックスに /constexpr コンパイラ・オプションを入力します。 [OK] を選択して変更を保存します。
このコンパイラ オプションをコードから設定するには
- 以下を参照してください。AdditionalOptions