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/DLL (DLL のビルド)

/DLL

解説

/DLL オプションを指定すると、メイン出力ファイルとして DLL をビルドします。 通常、DLL には別のプログラムで使用できるエクスポートが含まれています。 エクスポートを指定する方法には次の 3 つがあり、使用が推奨される順に示します。

  1. ソース コードでの __declspec(dllexport)

  2. .def ファイルでの EXPORTS ステートメント

  3. LINK コマンドでの /EXPORT の指定

プログラムでは、複数のメソッドを使用できます。

DLL をビルドするもう 1 つの方法は、LIBRARY モジュール定義ステートメントを使用する方法です。 /BASE オプションと /DLL オプションを一緒に使うことは、LIBRARY ステートメントと等価です。

開発環境内ではこのオプションを指定しないでください。このオプションは、コマンド ライン上でのみ使用できます。 このオプションは、アプリケーション ウィザードを使って DLL プロジェクトを作成するときに設定されます。

準備手順でインポート ライブラリを作成する場合は、.dll を作成する前に、インポート ライブラリをビルドするときに渡したのと同じオブジェクト ファイルのセットを、.dll をビルドするときに渡す必要があることに注意してください。

Visual Studio 開発環境でこのリンカー オプションを設定するには

  1. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、Visual Studio での C++ コンパイラとビルド プロパティの設定に関する記事を参照してください。

  2. [構成プロパティ] フォルダーをクリックします。

  3. [全般] プロパティ ページをクリックします。

  4. [構成の種類] プロパティを変更します。

このリンカーをコードから設定するには

関連項目

MSVC リンカーのリファレンス
MSVC リンカー オプション