/Fd (プログラム データベース ファイル名)
/Z7、/Zi、/ZI (デバッグ情報形式) で作成されるプログラム データベース (PDB) ファイルのファイル名を指定します。
構文
/Fdpathname
解説
/Fd を指定しない場合、PDB ファイル名は既定で VCx0.pdb に設定されます。ここで、x は、使用している Visual C++ のメジャー バージョンです。
ファイル名を含まないパス名 (パスが円記号で終わる) を指定した場合は、コンパイラにより、指定したディレクトリに VCx0.pdb という名前の .pdb ファイルが作成されます。
拡張子を含まないファイル名を指定した場合、コンパイラでは拡張子として .pdb が使用されます。
このオプションでは、簡易リビルドとインクリメンタル コンパイルに使用される状態 (.idb) ファイルの名前も指定します。
Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、Visual Studio での C++ コンパイラとビルド プロパティの設定に関する記事を参照してください。
[構成プロパティ]>[C/C++]>[出力ファイル] のプロパティ ページを選択します。
[プログラム データベース ファイルの名前] プロパティを変更します。
このコンパイラ オプションをコードから設定するには
- 以下を参照してください。ProgramDataBaseFileName
例
このコマンド ラインを使用すると、PROG.pdb という名前の .pdb ファイルと、PROG.idb という名前の .idb ファイルが作成されます。
CL /DDEBUG /Zi /FdPROG.PDB PROG.CPP
関連項目
出力ファイル (/F) オプション
MSVC コンパイラ オプション
MSVC コンパイラ コマンド ラインの構文
パス名の指定