C++ 言語には、C のすべての演算子が含まれており、いくつかの新しい演算子が追加されています。 演算子により、1 つまたは複数のオペランドに対して実行される評価が決まります。
優先順位と結合規則
演算子の優先順位により、複数の演算子を含む式で、どの演算子から先に演算を行うかが決まります。 演算子の結合規則により、優先順位が同じ複数の演算子を含む式で、オペランドを左右どちらの演算子にグループ化するかが決まります。
代替スペル
C++ では、一部の演算子に代替スペルを指定します。 C では、<iso646.h> ヘッダーにマクロとして代替スペルが指定されています。 C++ では、これらの代替スペルはキーワードであり、<iso646.h> や C++ でそれに相当する <ciso646> の使用は非推奨です。 Microsoft C++ では、/permissive-
または /Za
コンパイラ オプションを使用して、代替スペルを有効にする必要があります。
C++ 演算子の優先順位と結合規則のテーブル
次の表では、C++ の演算子の優先順位と結合規則を示しています (演算子は優先順位の高いものから低いものの順に並んでいます)。 優先順位番号が同じ演算子は、別の関係がかっこで明示的に適用されない限り、同じ優先順位になります。