#import の属性 (C++)

#import ディレクティブと共に使用される属性のリンクを示します。

Microsoft 固有の仕様

次の属性は、#import ディレクティブで使用できます。

属性 説明
auto_rename 潜在的な名前の競合を解決するため、変数名に 2 つのアンダースコア (__) を追加して C++ の予約語の名前を変更します。
auto_search タイプ ライブラリが #import を使用して参照され、自身が別のタイプ ライブラリを参照している場合、コンパイラが他のタイプ ライブラリに対して暗黙の #import を実行できることを指定します。
embedded_idl 属性が生成されたコードを保持して、タイプ ライブラリを .tlh ファイルに書き込むことを指定します。
Exclude 生成されるタイプ ライブラリのヘッダー ファイルから項目を除外します。
high_method_prefix 高レベルのプロパティおよびメソッドの名前付けで使用されるプレフィックスを指定します。
high_property_prefixes 3 つのプロパティ メソッドの代替プレフィックスを指定します。
implementation_only .tlh ヘッダー ファイル (プライマリ ヘッダー ファイル) の生成を抑制します。
include() 自動除外を無効にします。
inject_statement タイプ ライブラリ ヘッダーに引数をソース テキストとして挿入します。
named_guids コンパイラに、LIBID_MyLibCLSID_MyCoClassIID_MyInterfaceDIID_MyDispInterface の形式で、古いスタイルの GUID 変数を定義および初期化するよう指示します。
no_auto_exclude 自動除外を無効にします。
no_dual_interfaces コンパイラがデュアル インターフェイス メソッドのラッパー関数を生成する方法を変更します。
no_implementation ラッパー メンバー関数の実装を含む .tli ヘッダーの生成を抑制します。
no_namespace 名前空間名がコンパイラによって生成されないことを指定します。
no_registry タイプ ライブラリのレジストリを検索しないようコンパイラに指示します。
no_search_namespace no_namespace 属性と同じ機能ですが、auto_search 属性で #import ディレクティブを使用するタイプ ライブラリに対して使用されます。
no_smart_pointers タイプ ライブラリのすべてのインターフェイスに対して、スマート ポインターの作成を抑制します。
raw_dispinterfaces IDispatch::Invoke を呼び出して HRESULT エラー コードを返すディスパッチインターフェイス メソッドおよびプロパティに対して、低レベルのラッパー関数を生成するようコンパイラに指示します。
raw_interfaces_only エラー処理ラッパー関数、およびそれらのラッパー関数を使用するプロパティ宣言を生成しないようにします。
raw_method_prefix 名前の衝突を避けるために異なるプレフィックスを指定します。
raw_native_types 高レベルのラッパー関数の COM サポート クラスの使用を無効にし、代わりに低レベルのデータ型の使用を強制します。
raw_property_prefixes 3 つのプロパティ メソッドの代替プレフィックスを指定します。
rename 名前の衝突の問題を回避します。
rename_namespace タイプ ライブラリの内容を含む名前空間の名前を変更します。
rename_search_namespace rename_namespace 属性と同じ機能ですが、auto_search 属性で #import ディレクティブを使用するタイプ ライブラリに対して使用されます。
tlbid プライマリ タイプ ライブラリ以外のライブラリの読み込みを許可します。

Microsoft 固有の仕様はここまで

関連項目

#import ディレクティブ