COUNTROWS

適用対象:計算列計算テーブルメジャービジュアル計算

COUNTROWS 関数では、指定されたテーブル内、または式で定義されたテーブル内の行の数をカウントします。

構文

COUNTROWS([<table>])  

パラメーター

用語 定義
テーブル (省略可能) カウントされる行、またはテーブルを返す式を含むテーブルの名前。 指定しない場合、既定値は現在の式のホーム テーブルになります。

戻り値

整数。

解説

  • この関数は、ベース テーブル内の行の数をカウントするために使用できますが、多くの場合、テーブルをフィルター処理したり、テーブルにコンテキストを適用したりすることによって発生する行の数をカウントするために使用されます。

  • table 引数に行を指定していない場合、この関数からは BLANK が返されます。

  • COUNT と COUNTROWS を使用する場合のベスト プラクティスの詳細については、DAX で COUNT の代わりに COUNTROWS を使用する方法に関する記事を参照してください。

  • この関数は、計算列または行レベルのセキュリティ (RLS) ルールで使用される場合、DirectQuery モードでの使用はサポートされません。

例 1

次の例は、Orders テーブルの列の数をカウントする方法を示しています。 予期される結果は 52761 です。

= COUNTROWS('Orders')  

例 2

次の例では、行コンテキストで COUNTROWS を使用する方法を示します。 このシナリオでは、注文番号によって関連付けられている 2 つのデータ セットがあります。 Reseller テーブルには、リセラーごとに 1 つの行が含まれています。ResellerSales テーブルには、注文ごとに複数の行が含まれています。各行には、特定のリセラーの注文が 1 つ含まれています。 テーブルは、ResellerKey 列に対するリレーションシップでつながっています。

この数式では、ResellerKey の値を取得してから、同じリセラー ID を持つ関連テーブル内の行の数をカウントします。 結果は、CalculatedColumn1 列に出力されます。

= COUNTROWS(RELATEDTABLE(ResellerSales))  

次の表は、予期される結果の一部を示しています。

ResellerKey CalculatedColumn1
1 73
2 70
3 394

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