方法: MMC スナップインを使用して証明書を参照する

セキュリティで保護されたクライアントまたはサービスの作成時には、資格情報として証明書を使用できます。 たとえば、一般的な資格情報の種類は X.509 証明書です。これは、X509CertificateInitiatorClientCredential.SetCertificate メソッドを使用して作成します。

Windows システム上の Microsoft 管理コンソール (MMC) を使用して調べることのできる証明書ストアは次の 3 種類です。

  • ローカル コンピューター: このストアはデバイスに対してローカルで、デバイス上のすべてのユーザーに対してグローバルです。

  • 現在のユーザー: このストアは、デバイス上の現在のユーザー アカウントに対してローカルです。

  • サービス アカウント: このストアは、デバイス上の特定のサービスに対してローカルです。

MMC スナップインで証明書を参照する

次の手順では、ローカル デバイス上のストアを調べて適切な証明書を検索する方法を示します。

  1. [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行] を選択し、「mmc」と入力します。

    MMC が表示されます。

  2. [ファイル] メニューで [スナップインの追加と削除] を選択します。

    [スナップインの追加と削除] ウィンドウが表示されます。

  3. [利用できるスナップイン] の一覧で [証明書] を選択し、 [追加] を選択します。

    Add certificate snap-in

  4. [証明書スナップイン] ウィンドウで、 [コンピューター アカウント] を選択してから [次へ] を選択します。

    必要に応じて、 [ユーザー アカウント] (現在のユーザーの場合) や [サービス アカウント] (特定のサービスの場合) も選択できます。

    Note

    デバイスの管理者でない場合は、自分のユーザー アカウントの証明書のみを管理できます。

  5. [コンピューターの選択] ウィンドウで、 [ローカル コンピューター] を選択したままにして、 [完了] を選択します。

  6. [スナップインの追加と削除] ウィンドウで、 [OK] を選択します。

    Add or Remove Snap-ins window with OK button highlighted

  7. 省略可能: MMC コンソール ファイルを保存して後で使用する場合は、 [ファイル] メニューの [上書き保存] または [名前を付けて保存] を選択します。

  8. MMC スナップインで証明書を参照する場合は、左側のウィンドウで [コンソール ルート] を選択し、 [証明書 (ローカル コンピューター)] を展開します。

    証明書の種類ごとにディレクトリの一覧が表示されます。 各証明書ディレクトリから、証明書の参照、エクスポート、インポート、削除を行うことができます。

証明書マネージャー ツールを使用して証明書を参照する

証明書マネージャー ツールを使用して、証明書の参照、エクスポート、インポート、削除を行うこともできます。

ローカル デバイスの証明書を参照するには

  1. [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行] を選択し、「certlm.msc」と入力します。

    ローカル デバイス用の証明書マネージャー ツールが表示されます。

  2. 証明書を参照するには、左側のウィンドウの [証明書 - ローカル コンピューター] で、参照する証明書の種類のディレクトリを展開します。

現在のユーザーの証明書を参照するには

  1. [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行] メニューを選択し、「certmgr.msc」と入力します。

    現在のユーザーの証明書マネージャー ツールが表示されます。

  2. 証明書を参照するには、左側のウィンドウの [証明書 - 現在のユーザー] で、参照する証明書の種類のディレクトリを展開します。

関連項目