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Azure Pipelines での LCS 接続認証タスクの MSAL への更新

既定では、Dynamics 365 の Microsoft Azure DevOps タスクの新しいバージョンは、Microsoft Authentication Library (MSAL) をサポートし、認証用の既定で使用します。 これらの新しいバージョンをサポートするには、タスクを実行するすべてのエージェントに MSAL PowerShell ライブラリ (MSAL.PS) をインストールする必要があります。 自己ホストされているエージェントの場合は MSAL.PS ライブラリを PowerShell ギャラリーから手動でインストール できます。 Azure DevOps でホストされているエージェントを含むすべてのエージェントに対して、Microsoft は、パイプラインが実行されるたびに MSAL.PS ライブラリをインストールするタスクを提供します。

既存のサービス接続の更新

既存のサービス接続の場合、認証エンドポイント設定は https://login.microsoftonline.com/organizations に更新する必要があります。 国内クラウドを使用している場合は、国内クラウド を参照して、関連するエンドポイントを検索します。 新しいサービス接続を作成すると、既定で正しい認証エンドポイントが設定されます。 この設定は、国内クラウドについてのみ更新する必要があります。

接続の設定方法の詳細については、Azure Pipelines での LCS 接続の作成 を参照してください。

MSAL.PS インストール タスクをパイプラインに追加する

YML または Classic パイプラインのビルドに MSAL.PS インストール タスクを追加するには、MSAL.PS をインストールし、認証を有効にするのタスク リストを検索します。 このタスクにはオプションや設定はありません。 Microsoft Dynamics Lifecycle Services (LCS) による認証が必要なタスクを実行する前に、このインストールタスクがすべてのエージェントで実行されていることを確認してください。

メモ

MSAL.PS ライブラリは、LCS による認証を必要とするタスクを実行するすべてのエージェントにインストールする必要があります。 パイプラインが複数のステージで構成されている場合、各ステージは異なるエージェントで実行される場合があります。 したがって、各ステージでライブラリを確実にインストールする必要があります。

既存のタスクの更新

新しい MSAL 認証を使用するように既存のタスクを更新するには、タスクのバージョンを更新する必要があります。 タスク バージョンの更新方法についての詳細は、タスク タイプ & 使用 を参照してください。 次の表に、認証を使用するタスクを表示します。 また、MSAL を使用する各タスクの最も近いバージョンも表示されます。

タスク名 MSAL を使用する最小バージョン
Dynamics Lifecycle Services (LCS) アセット ダウンロード 2.* 以降
Dynamics Lifecycle Services (LCS) アセット アップロード 1.* 以降
Dynamics Lifecycle Services (LCS) アセット配置 1.* 以降