Power BI に関する作業
Microsoft Power BI では、Microsoft Dynamics 365 Fraud Protection のイベント データを操作するプロセスをカスタマイズして簡単に行うことができます。 Power BI を使用すると、有益で対話型のデータ視覚化を生成できます。
作業の開始
Fraud Protection イベント データを Power BI に取り込むには、Common Data Service (CDS) 内のイベント データを使用できます。 または、Azure Event Hubs から Power BI にデータを直接送信するように Azure Stream Analytics を構成することもできます。
詳細については、次のデシジョン ツリーを参照してください。
以下のことが推奨されます。
- Logic Apps、Power Automate、Power Apps などの他の Power Platform 製品で使用する CDS。
- Event Hubs データを Power BI または Azure でホストされる分析およびストレージ ソリューションのみに送信するための Azure Stream Analytics。
CDS を設定する方法については、「Common Data Service データベースにイベント データを格納する (省略可能)」を参照してください。
Azure Stream Analytics を設定する
Azure ポータルにアクセスします。
検索フィールドに「Stream Analytics」と入力し、結果の一覧で [Stream Analytics ジョブ] を選択します。
新しいジョブを追加します。
名前、サブスクリプション、リソース グループ、その他の情報を入力します。
ジョブがデプロイされるまで待ちます。 次に、左側のナビゲーションで [入力] を選択し、[ストリーム入力の追加] を選択して、[イベント ハブ] を選択します。
入力エイリアスの任意の名前を入力し、データを取得するイベント ハブを指すようにフィールドを設定します。 これらのほとんどのフィールドで、[既存のものを使用] オプションを選択できます。 再メインフィールドは既定値のままにすることができます。
[保存] を選択して入力を作成します。
左側のナビゲーションで[出力]、[追加]、[Power BI] の順に選択します。
接続を承認します。
出力エイリアスの任意の名前を入力し、Power BI データセットを追加するグループ ワークスペースを選択します。 Power BI で新しいグループ ワークスペースを作成できます。
データセットとテーブルに名前を付け、[保存] を選択して出力を作成します。
左側のナビゲーションで、[クエリ] を選択し、Power BI データセットに含めるイベント ハブ内のイベントのデータ フィールドに基づいてクエリを設定します。 このクエリでは、SQL 構文を使用します。
FROM の場合は、前に設定した入力エンティティを選択します。 INTO の場合は、設定した出力エンティティを選択します。
[時間範囲の選択] を選択し、イベント ハブを通過したサンプル イベントを読み込みます。 いくつかのイベントが読み込まれているのを確認できるように、開始時刻が過去に十分であることを確認します。
監査イベントに対する次のサンプル クエリを使用すると、目的の値を持つテーブルを作成できます。
SELECT audit.entityName, audit.entityType, audit.operationName, audit.userId INTO [PBIAudit] FROM [EHAudit]
このクエリでは、 PBIAudit は前に設定した出力エンティティの名前であり 、EHAudit は入力エンティティの名前です。
Power BI で、Power BI ワークスペースをチェックして、データセットが作成され、取得する予定の情報が含まれていることを確認します。
Power BI レポートの作成
次のリソースは、独自の Power BI レポートの作成を開始するのに役立ちます。
Power BI サンプル レポート
この GitHub リポジトリ (リポジトリ) の Fraud Protection 待機時間イベント データに基づく Power BI ダッシュボードのサンプルを参照して構築できます。