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Exchange のバックアップと復元

Exchange Server 2013 では、データベース可用性グループ (DAG) が提供されます。これにより、保存されたデータを安全かつ使用可能に保ち、カスタムバックアップおよび復元アプリケーションの必要性を減らすことができます。 DAG を使用すると、サイト外のデータ冗長性を有効にして、データを失わないよう支援します。 ただし、多くのディザスター リカバリー 計画には、DAG との冗長性のために、カスタム アプリケーションを含む従来のバックアップと復元の方法とシステムが引き続き含まれています。 組織内のデータの可用性と冗長性を確保するために、Exchange Serverと Windows Server オペレーティング システム テクノロジを使用して Exchange データをバックアップおよび復元するカスタム アプリケーションを作成できます。

Exchange 2013 バックアップ テクノロジ

Exchange 2013 には、管理者が Exchange データの VSS ベースのバックアップを作成するために使用できる Windows Server Backup 用のプラグインが含まれています。 また、管理者は Exchange データベースのバックアップと復元にも Windows Server バックアップを使用できます。 Exchange 2013 のバックアップと復元アプリケーションを作成する場合は、Exchange 2013 の VSS ライターをサポートする Exchange 対応アプリケーションを作成し、CHKSGFILES API を使用してそのバックアップの整合性を検証する必要があります。 詳細については、「 Exchange 2013 で CHKSGFILES API を使用してバックアップの整合性を検証する」を参照してください。

Exchange 2013 の VSS ライター

Exchange 2013 では、Exchange Server 2010 および Exchange Server 2007 の VSS ライター アーキテクチャが大幅に変更されました。 Exchange 2010 と Exchange 2007 には、2 つの VSS ライターが含まれます。1 つは Exchange Information Store サービス (store.exe) 内と、1 つは Exchange レプリケーション サービス (msexchangerepl.exe) 内にあります。 Exchange 2013 では、VSS ライター機能は Exchange レプリケーション サービスにあります。 バックアップと復元アプリケーションでは、Microsoft Exchange ライターと呼ばれる新しい VSS ライターを使用して、アクティブおよびパッシブ データベース コピーをバックアップし、バックアップされたデータベース コピーを復元します。 新しい VSS ライターは Exchange レプリケーション サービスで実行されますが、ライターを使用できるようにするには、Exchange Information Store サービスが実行されている必要があります。 そのため、Exchange データベースのバックアップの作成や復元には両方のサービスが必要です。

VSS ライター アーキテクチャは Exchange 2013 で更新されましたが、基になる機能は変更されていません。 Exchange 2010 用のバックアップおよび復元アプリケーションを作成した場合、Exchange 2013 のアプリケーションに変更を加える必要はありません。 互換性を確保するために、最新のファイルを使用してカスタム アプリケーションを再コンパイルしてください。 Exchange 2007 以前のバージョン用に作成したバックアップおよび復元アプリケーションは、最新の CHKSGFILES API を使用するようにコードを書き直す必要があります。

VSS バックアップおよび復元について知っておくべき事項

あなたが疑問に思っている場合... 説明
アプリケーション アーキテクチャ
Exchange データベースのバックアップに VSS を使用するバックアップおよび復元アプリケーションは、通常、バックアップを実行するバックグラウンド サービス、スケジュール サービス、およびバックアップと復元システムを制御および構成する Windows GUI アプリケーション コンソールで成り立っています。
リモート使用
Exchange サーバーのバックアップに VSS を使用するアプリケーションは、Exchange ストア プロセスを実行している Windows Server 2008 コンピューター上で実行する必要があります。 大規模なストレージ システムの柔軟性を確保するために、Windows Server 2008 を実行するコンピューターには、ストレージ ボリュームをホストするハードウェアが物理的に含まれないようにします。
言語とツール
任意の COM 互換言語を使用して VSS を使用できます。 これは、C++ で記述されたアプリケーションで最も頻繁に使用されます。 シャドウ コピーを作成するには Exchange ストアをオフラインにする必要があるため、通常、バックアップ アプリケーションは時間の影響を受けます。ほとんどの場合、Visual Basic や VBScript などの言語を使用することは実用的ではありません。
マネージ実装
VSS API は、COM 相互運用機能アセンブリを通じて、マネージ コード環境で使用できます。
スクリプトで使用可能
はい。ただし、お勧めしません。
利用可能なテスト ツールとデバッグ ツール
Windows VSS を使用するアプリケーションのデバッグに、特別なツールは必要ありません。

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