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地域を越えたコパイロットのデータ移動

コパイロットには、特定の地域でのみ利用可能な Microsoft Azure OpenAI サービスが必要です。 ご利用の CRM 環境が Azure OpenAI サービスが利用できない地域にある場合、個人データ、プロンプトで使用されるデータ、またはサマリーで返されるデータを含むお客様のデータは、プライマリデータの所在地として選択した地域外に送信される可能性があります。

データをリージョン外の別のリージョンにある Azure OpenAI エンドポイントに移動できるようにするには、オプトインする必要があります。 Outlook と Teams の場合は、管理者設定で同意することでオプトインできます。 Agent Copilot の場合は、Power Platform 管理センターで同意することで加入できます。 同意しない場合、エージェントはコパイロット AI 機能を利用できません。

地域間のデータ移動の仕組み

コパイロットと生成 AI 機能を使用する場合、入力 (プロンプト) と出力 (結果) は、これらの機能をサポートする Azure OpenAI Service エンドポイントがホストされている場所に、お住まいの地域外に移動する可能性があります。 不正使用を監視するために、プロンプトとアウトプットのデータを最大 30 日間保存することがありますが、自動化されたシステムがレビューのためにフラグを立てない限り、それを見ることはありません。

新規のお客様の場合、次の表では、コパイロットおよび生成 AI 機能のデータがリージョン間でいつどのように移動するかを説明します。

CRM 環境がホストされるリージョン 地域間でのデータ移動には同意が必要ですか? 地域間のデータ移動を可能にする方法
オーストラリア
インド
英国
米国
いいえ アクションは必要ありません。 このシナリオでは、データは地域を越えて移動しません。
欧州 Yes* アクションは必要ありません。 このシナリオでは、データは EU データ境界 の外に移動しません。

必要に応じて、境界外へのデータの移動を許可 チェックボックスをオフにすることができます。
アジア太平洋
カナダ
ヨーロッパ
フランス
日本
南米
スイス
Outlook と Teams の場合は、管理者設定で同意します。 Agent Copilot の場合は、Power Platform 管理センターで同意するします。

* CRM 環境が EU データ境界でホストされている場合は、同じ境界で Azure OpenAI エンドポイントを使用します。