地域を越えた Copilot のデータ移動
Microsoft 365 Copilot サービスには Microsoft Azure OpenAI サービスが必要です。これは特定の地域でのみ利用可能です。 ご利用の CRM 環境が Azure OpenAI サービスが利用できない地域にある場合、個人データ、プロンプトで使用されるデータ、またはサマリーで返されるデータを含むお客様のデータは、プライマリデータの所在地として選択した地域外に送信される可能性があります。
データをリージョン外の別のリージョンにある Azure OpenAI エンドポイントに移動できるようにするには、オプトインする必要があります。 Outlook と Teams の場合は、管理者設定で同意することでオプトインできます。 Agent Copilot の場合は、Power Platform 管理センターで同意することで加入できます。 同意しない場合、エージェントは Copilot AI 機能を利用できません。
地域間のデータ移動の仕組み
コパイロットと生成 AI 機能を使用する場合、入力 (プロンプト) と出力 (結果) は、これらの機能をサポートする Azure OpenAI Service エンドポイントがホストされている場所に、お住まいの地域外に移動する可能性があります。 不正使用を監視するために、プロンプトとアウトプットのデータを最大 30 日間保存することがありますが、自動化されたシステムがレビューのためにフラグを立てない限り、それを見ることはありません。
新規のお客様の場合、次の表では、Copilot および生成 AI 機能のデータがリージョン間でいつどのように移動するかを説明します。
CRM 環境がホストされるリージョン | 地域間でのデータ移動には同意が必要ですか? | 地域間のデータ移動を可能にする方法 |
---|---|---|
オーストラリア インド 英国 米国 |
いいえ | アクションは必要ありません。 このシナリオでは、データは地域を越えて移動しません。 |
欧州 | Yes* | アクションは必要ありません。 このシナリオでは、データは EU データ境界 の外に移動しません。 必要に応じて、境界外へのデータの移動を許可 チェックボックスをオフにすることができます。 |
アジア太平洋 カナダ ヨーロッパ フランス 日本 南米 スイス |
可 | Outlook と Teams の場合は、管理者設定で同意します。 Agent Copilot の場合は、Power Platform 管理センターで同意するします。 |
* CRM 環境が EU データ境界でホストされている場合は、同じ境界で Azure OpenAI エンドポイントを使用します。