クリエイターは Minecraft: Bedrock Edition のコマンドを使用してロジックやゲームプレイ機能をアドオンに追加できますが、ユーザーが手動でコマンド引数を入力するか、適切に実行されるよう作り込まれた一連のコマンドブロックを設定する必要があります。 しかし、関数ファイルを利用すると、複数のコマンドを単一のファイルに統合することで一連のコマンドを一括して実行できます。 関数を利用すると、特定のプレーヤーの周囲に建物や構造物を生成する方法を設定したり、プレーヤーにギフト アイテムを贈る報酬システムを設定したり、プレーヤーを相対的な位置にテレポートさせたりできます。
ヒント
Minecraft では、1 つの関数ファイルで 10,000 個を超えるコマンドを実行することはできません。 これには、元の関数によって実行される関数コマンドも含まれます。 ただし、多数のコマンドを一挙に実行するとゲームのパフォーマンスに影響するため、推奨されません。
このチュートリアルでは、次の内容を学びます。
- 関数ファイルの作成方法。
- ゲーム内で関数ファイルを使用する方法。
要件
本チュートリアルを開始する前に、以下を完了しておくことをお勧めします。
また、以下も必要になります。
manifest.json
ファイルが含まれている自分のビヘイビアー パック フォルダー。- チートが有効になっている Minecraft の世界。
functions フォルダーの設定
関数ファイルは拡張子が .mcfunction となり、ビヘイビアー パックの functions フォルダーに格納されます。
まず、ビヘイビアー パック内にフォルダーを作成し、functions という名前を付けます。 このフォルダーは、
manifest.json
ファイルと同じ階層にある必要があります。functions フォルダーを開き、テキスト ファイルを作成します。
このファイルに ouch.mcfunction という名前を付けます。
このファイルを開いてから、次のコードをコピーして貼り付けます。
say Bye... teleport @s ~10 ~10 ~10 true say OUCH!
ファイルを保存します。
重要
.mcfunction ファイルのコマンドを操作する際は、/
でコマンドを開始する必要はありません。
関数のテスト
- Minecraft を起動します。
- チートが有効で、作成したビヘイビアー パックが適用された世界を開きます。
- 「
/function ouch
」と入力します。
高度な関数の機能
ディレクトリ内に関数を配置して分類することで、他のビヘイビアー パックとの競合を防ぐことができます。
たとえば、functions フォルダー内に init という別のフォルダーがあり、そこに ouch.mcfunction
を配置した場合は、次のように実行します。
/function init/ouch
次のステップ
関数ファイルのしくみの概要を把握したら、ゲーム内のティック関数と tick.json ファイルを使用して、カスタム関数を繰り返し実行する方法を学びます。