Minecraft: Bedrock Edition には、最新のパス トレース型のレイ トレーシング機能があり、プレーヤーや世界ビルダーは、新しい壮観な眺めや、没入感のある環境を作り出すことができます。 物理ベース テクスチャが導入され、より複雑でリアルな (または驚くほど非現実的な) ブロック テクスチャを作成できます。 クリエイターは RTX のビジュアル体験を強化するために、リソース パックを利用して独自のフォグ設定を定義することもできます。
こうした新機能を利用すれば、ゲームのビジュアルを劇的に変えることができます。 プレーヤーをボリューム フォグで包み込んだり、最新の動的な照明システムを利用して、より生き生きとした世界を表現したりできます。
レイ トレーシングをオフにして、物理ベース テクスチャを使用
レイ トレーシングをオンにして、物理ベース テクスチャを使用
このシリーズでは、次の内容を学びます。
- Minecraft でレイ トレーシングを使用する方法。
- Minecraft でレイ トレーシングを有効化する方法。
- 物理ベース テクスチャのリソース パックの作成方法。
要件
Minecraft: Bedrock Edition でレイ トレーシングを利用する場合は、次の要件を満たすことをお勧めします。
- オペレーティング システム (OS): Windows 64-bit
- GPU: NVIDIA GeForce® RTX 20 シリーズ以降、AMD Radeon™ RX 6000 シリーズ以降など、DirectX ハードウェア レイ トレーシング対応の GPU
- ハードウェア: パソコン
- CPU: Intel Core i5 または同等のもの
- RAM: 8 GB 以上
- Minecraft: バージョン 1.16.200 以上
重要
バーチャル リアリティ (VR) ヘッドセットと Mixed Reality (MR) ヘッドセットはサポートされていません。
Minecraft のレイ トレーシングの例
レイ トレーシングを利用すると、Minecraft の世界がよりリアルになります。 さまざまな光源からの光線がブロック テクスチャにあたり、さまざまな形で反射したり、吸収されたり、散光したりします。 その結果、光の挙動が非常にリアルに描画され、劇的な効果が生まれます。
機能 | 例 |
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太陽光と大気 - 光芒は一般的に、日の出と日の入りの際に太陽光が大気中や水中の微粒子を照らし出すことで発生します。 |
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ダイナミック シャドウ - ライティング条件に応じて変化する、よりリアルな影です。 |
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アンビエント オクルージョン - 光線が届かない隅や隙間に影がかかります。 |
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反射 - 光が面で反射して動きながら、色を投影したり取り込んだりします。 反射光がなめらかな面にあたり、材料の種類に応じて拡散します。 これにより、乱反射や非常にシャープな反射を表現することができます。 |
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屈折 - 半透明の物質を通過した光が屈折、反射します。 画像が歪んだり屈折したりします。色も半透明の材料の影響を受けます。 |
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レイ トレーシングが有効になっている Minecraft の世界を見る
最低要件を満たして Windows 版 Minecraft をプレイしているなら、レイ トレーシングが有効になっている世界をチェックできます。 Minecraft マーケットプレイスには、PBR やレイ トレーシングが有効になっている無料の世界が多数あり、今後さらに増える予定です。 マーケットプレイスで青いアイコンを選択することで、レイ トレーシング対応コンテンツをすべて確認できます。
次に、PBR テクスチャをリソース パックとして作成します。このテクスチャは、ダウンロードしたレイ トレーシング対応の世界で有効化できます。
次のステップ
物理ベース レンダリングの概要
驚くほどリアルな物質やライティング効果を作成、デザインできる新しいテクスチャ マップについて学びます。また、テクスチャ マップを利用してゲーム内に鏡面を作成する方法も説明します。
物理ベース レンダリングのチュートリアル
この記事では、レッドストーン ブロックで使用する独自のテクスチャ セット用に一連のテクスチャ マップを作成することで、物理ベース テクスチャを作成する方法を学びます。
リソースのフォグ
レイ トレーシングと同時に Minecraft のフォグが更新され、同様の JSON 構造が使用されるようになりました。これにより、ゲーム内でのフォグの外観を作成、管理できます。