Field オブジェクト (ADO)

適用先: Access 2013、Office 2013

共通のデータ型を持つデータの列を表します。

注釈

Field オブジェクトは、 Recordset の 1 つの列に対応します。 Field オブジェクトの Value プロパティを使用すると、カレント レコードのデータを設定または取得できます。 プロバイダーが公開している機能によっては、 Field オブジェクトの一部のコレクション、メソッド、またはプロパティを使用できない場合があります。

Field オブジェクトのコレクション、メソッド、およびプロパティを使用すると、次の操作を実行できます。

  • Name プロパティを使用して、フィールドの名前を取得できます。

  • Value プロパティを使用して、フィールド内のデータを表示または変更できます。 Value は、 Field オブジェクトの既定のプロパティです。

  • TypePrecision、および NumericScale の各プロパティを使用して、フィールドの基本的な特性を取得できます。

  • DefinedSize プロパティを使用して、フィールドの宣言されたサイズを取得できます。

  • ActualSize プロパティを使用して、特定のフィールドに含まれるデータの実際のサイズを取得できます。

  • Attributes プロパティおよび Properties コレクションを使用して、特定のフィールドについてサポートされている機能の種類を確認できます。

  • AppendChunk メソッドおよび GetChunk メソッドを使用して、長いバイナリ データまたは長い文字データを含むフィールドの値を操作できます。

  • プロバイダーがバッチ更新をサポートしている場合は、OriginalValue プロパティおよび UnderlyingValue プロパティを使用して、バッチ更新中に発生するフィールドの値の不一致を解決できます。

メタデータ プロパティのすべて (NameTypeDefinedSizePrecision、および NumericScale) は、Field オブジェクトの Recordset を開く前に使用可能になります。 この時点でこれらのプロパティを設定すると、フォームを動的に作成する際に便利です。