xlAutoRegister/xlAutoRegister12

適用対象: Excel 2013 | Office 2013 | Visual Studio

登録対象の関数の戻り値の型と引数の型がない状態で、XLM 関数 REGISTER、または C API の同等の xlfRegister 関数に対する呼び出しが実行されると、常に Excel は xlAutoRegister 関数を呼び出します。 これを使用すると、エクスポートされた関数とコマンドの内部リストを XLL で検索できるようになり、特定の引数と戻り値の型を持つ関数を登録できます。

Excel 2007 以降では、xlAutoRegister12 関数が XLL によってエクスポートされている場合、Excel はこの関数を xlAutoRegister 関数よりも優先して呼び出します。

Excel では、XLL がこれらいずれかの関数を実装してエクスポートすることは不要です。

注:

xlAutoRegister/ xlAutoRegister12 が引数の型と戻り値の型を指定しないで関数を登録しようとすると、最終的にコール スタックがオーバーフローし、Excel がクラッシュする原因となる再帰呼び出しのループが発生します。

LPXLOPER12 WINAPI xlAutoRegister12(LPXLOPER12 pxName);
LPXLOPER WINAPI xlAutoRegister(LPXLOPER pxName);

パラメーター

pxName (xltypeStr)

登録される XLL 関数の名前です。

プロパティ値/戻り値

関数は、xlfRegister 関数を使用して、XLL 関数 pxName の登録を試行した結果を返す必要があります。 指定した関数が XLL ファイルのエクスポートの 1 つでない場合、関数は #VALUE! エラーを返すか、Excel が #VALUE! と解釈する NULL を返す必要があります。

注釈

xlAutoRegister の実装では、エクスポートする XLL ファイルの関数とコマンドの内部リストで大文字小文字を区別する検索を実行して、渡された名前との一致を検索する必要があります。 関数またはコマンドが見つかった場合、xlAutoRegisterxlfRegister 関数を使用し、Excel に関数の戻り値の型と引数の型、および関数に関するその他の必要情報を指示する文字列を指定して、登録を試行する必要があります。 これは、xlfRegister に対する呼び出しが返された場合にも、Excel に返す必要があります。 関数が正常に登録された場合、xlfRegister は関数の登録 ID を含む xltypeNum 値を返します。

この関数の実装例については、ファイル SAMPLES\EXAMPLE\EXAMPLE.C を参照してください。

関連項目

REGISTER

UNREGISTER