Borders オブジェクト (Excel)
Range オブジェクトまたは Style オブジェクトの 4 つの罫線を表す 4 つの Border オブジェクトのコレクション。
4 つの罫線すべてが属している Borders コレクションを取得するには、Borders プロパティを使用します。 セルまたは範囲の両側に異なる罫線を適用できます。 セル範囲に罫線を適用する方法の詳細については、「 Range.Borders プロパティ」を参照してください。
輪郭の辺ごとに扱えるのは、Range オブジェクトと Style オブジェクトだけです。 誤差範囲や区分線など、輪郭がある他のオブジェクトは、辺の数にかかわらず、1 つのエンティティとして扱われます。 このオブジェクトは、輪郭全体を 1 単位としてプロパティを取得、設定する必要があります。 詳細については、Border オブジェクトを参照してください。
次の使用例は、ワークシート 1 のセル A1 の下側の罫線を二重線に設定します。
Worksheets(1).Range("A1").Borders.LineStyle = xlDouble
単一の Border オブジェクトを返すには、罫線 (index) を使用します。ここで、index は罫線を識別します。 Index は、 xlBordersIndex クラスの定数 xlDiagonalDown、 xlDiagonalUp、 xlEdgeBottom、 xlEdgeLeft、 xlEdgeRight、 xlEdgeTop、 xlInsideHorizontal、 xlInsideVertical のいずれかです。
次の使用例は、セル A1:G1 の下罫線の色を赤に設定します。
Worksheets("Sheet1").Range("A1:G1"). _
Borders(xlEdgeBottom).Color = RGB(255, 0, 0)
次の例では、範囲内のすべてのセルの周囲に薄い罫線を生成します。
Dim rng As Range: Set rng = ws.Range("B6", "D8")
With rng.Borders
.LineStyle = xlContinuous
.Weight = xlThin
End With
次の例では、範囲の内側のセル境界のみを変更します。
Dim rngInner As Range: Set rngInner = ws.Range("B2", "D4")
With rngInner.Borders(xlInsideHorizontal)
.LineStyle = xlContinuous
.Weight = xlThin
End With
With rngInner.Borders(xlInsideVertical)
.LineStyle = xlContinuous
.Weight = xlThin
End With
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