ドキュメントを Web ページとして保存する
Excel では、ブック、ワークシート、グラフ、範囲、クエリ テーブル、ピボットテーブル レポート、印刷領域、オートフィルターの範囲を Web ページとして保存できます。 また、Excel で直接 HTML ファイルを編集することもできます。
ドキュメントを Web ページとして保存する
ドキュメントを Web ページとして保存することは、HTML ファイルとサポート ファイルを作成して保存するプロセスです。 これを行うには、次の例に示すように SaveAs メソッドを使用して、アクティブなブックをC:\Reports\myfile.htmとして保存します。
ActiveWorkbook.SaveAs _
Filename:="C:\Reports\myfile.htm", _
FileFormat:=xlHTML
Web ページをカスタマイズする
DefaultWebOptions オブジェクトと WebOptions オブジェクトのプロパティを設定することで、HTML ドキュメントの外観、コンテンツ、ブラウザーのサポート、編集サポート、グラフィックス形式、画面解像度、ファイル編成、エンコードをカスタマイズできます。 DefaultWebOptions オブジェクトには、アプリケーション レベルのプロパティが含まれます。 これらの設定は、 WebOptions オブジェクトに含まれるブック レベルの同名プロパティ設定によってオーバーライドされます。
属性を設定した後、 Publish メソッドを使用して、ブック、ワークシート、グラフ、範囲、クエリ テーブル、ピボットテーブル レポート、印刷領域、またはオートフィルター範囲を Web ページに保存できます。 次の使用例は、さまざまなアプリケーション レベルのプロパティを設定し、アクティブなブックの AllowPNG プロパティを設定して、アプリケーション レベルの既定の設定をオーバーライドします。 最後に、この例では範囲を "C:\Reports\1998_Q1.htm" として保存します。
With Application.DefaultWebOptions
.RelyonVML = True
.AllowPNG = True
.PixelsPerInch = 96
End With
With ActiveWorkbook
.WebOptions.AllowPNG = False
With .PublishObjects(1)
.FileName = "C:\Reports\1998_Q1.htm"
.Publish
End With
End With
ファイルを直接 Web サーバーに保存することもできます。 次の使用例は、アドレス https://example.homepage.com/annualreport.htm
の Web ページを指定して、Web サーバーに範囲を保存します。
With ActiveWorkbook
With .WebOptions
.RelyonVML = True
.PixelsPerInch = 96
End With
With .PublishObjects(1)
.FileName = _
"https://example.homepage.com/annualreport.htm"
.Publish
End With
End With
HTML ドキュメントを Excel で開く
Excel で HTML ドキュメントを編集するには、まず Open メソッドを使用してドキュメントを 開 きます。 次の使用例は、編集用にファイル "C:\Reports\1997_Q4.htm" を開きます。
Workbooks.Open Filename:="C:\Reports\1997_Q4.htm"
ファイルを開いてから、DefaultWebOptions オブジェクトや WebOptions オブジェクトのプロパティを設定すると、HTML ドキュメントの外観、内容、ブラウザー サポート、編集サポート、画像形式、画面解像度、ファイル編成、エンコード形式などをカスタマイズできます。
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