アイテムレベル イベントは、フォームに表示されているアイテムが保存されたり、開かれたりしたとき、ユーザー定義アクションが開始されたときなど、フォームに表示されているアイテムに対して何か処理が行われたときに発生します。 多くの場合、アイテムレベル イベントはフォーム自身に組み込まれた Microsoft Visual Basic Scripting Edition (VBScript) コードで処理されます。 イベントには、キャンセル可能なものもあります。 つまり、イベント ハンドラーは、Microsoft Outlook がイベントに関連付けられている既定のアクションを実行できないようにすることができます。 たとえば、Forward イベントにイベント ハンドラーを記述して、許可された受信者のリストに含まれていない受信者にはアイテムが送信されないようにできます。 イベントのキャンセルについては、ここをクリックしてください。 次の表は、Outlook がサポートするアイテムラベル イベントの一覧です。
| イベント | キャンセル。 | 説明 |
|---|---|---|
| AttachmentAdd | いいえ | 添付ファイルがアイテムに追加されると発生します。 |
| AttachmentRead | いいえ | 添付ファイルが読み取り用に開かれると発生します。 |
| AttachmentRemove | いいえ | 添付ファイルがアイテムから削除されると発生します。 |
| BeforeAttachmentAdd | はい | 添付ファイルがアイテムに追加される前に発生します。 |
| BeforeAttachmentPreview | はい | アイテムの添付ファイルがプレビューされる前に発生します。 |
| BeforeAttachmentRead | はい | アイテムに関連付けられている添付ファイルがファイル システム、添付ストリーム、または Attachment オブジェクトから読み取る前に発生します |
| BeforeAttachmentSave | はい | 添付ファイルが Outlook アイテムに保存される直前に発生します。 |
| BeforeAttachmentWriteToTempFile | はい | アイテムに関連付けられた添付ファイルが一時ファイルに書き込まれる前に発生します。 |
| BeforeAutoSave | はい | Outlook によってアイテムが自動的に保存される前に発生します。 |
| BeforeCheckNames | はい | アイテムの受信やコレクションで名前の確認が開始する前に発生します。 |
| BeforeDelete | はい | インスペクターに開いたアイテムを Outlook が削除する前に発生します。 |
| Close | はい | アイテムを表示するインスペクター ウィンドウを閉じる前に発生します。 |
| CustomAction | はい | アイテムのユーザー設定アクションを実行する前に発生します。 |
| CustomPropertyChange | いいえ | アイテムのユーザー定義プロパティが変更されると発生します。 |
| Forward | はい | アイテムの Forward アクションを実行する前に発生します。 |
| 開く | はい | アイテムを表示するためにインスペクターを開く前に発生します。 |
| PropertyChange | いいえ | アイテムのプロパティが変更されると発生します。 |
| Read | いいえ | ユーザーが編集するためにアイテムを開くと発生します。 |
| Reply | はい | アイテムの Reply アクションを実行する前に発生します。 |
| ReplyAll | はい | アイテムの Reply to All アクションを実行する前に発生します。 |
| Send | はい | アイテムを送信する前に発生します。 |
| Unload | いいえ | プログラム上またはユーザー操作により、Outlook アイムがメモリからアンロードされる前に発生します。 |
| Write | はい | アイテムをフォルダーに保存する前に発生します。 |
サポートとフィードバック
Office VBA またはこの説明書に関するご質問やフィードバックがありますか? サポートの受け方およびフィードバックをお寄せいただく方法のガイダンスについては、Office VBA のサポートおよびフィードバックを参照してください。