Power BI Desktop と Power BI サービスを比較する
この記事では、Power BI Desktop と Power BI サービスの基本的な概要について説明します。 次に、記事の途中と最後にあるリンクを使用して、知識を広げてください。
Power BI Desktop は、ローカル コンピューターに無料でダウンロードしてインストールするアプリケーションです。 Desktop は、データへの接続、変換、可視化、分析に使用される機能が一式そろったデータ分析およびレポート作成ツールです。 これには、さまざまなデータ ソースに接続し、それらを 1 つのデータ モデルに結合できる (これはモデリングと呼ばれることがあります) クエリ エディターが含まれています。 その後、そのデータ モデルに基づいてレポートを設計します。 レポートは、他のユーザーと直接共有することや、Power BI サービスに発行することができます。 レポートを共有するには、Power BI Pro ライセンスが必要です。 「Power BI Desktop 概要ガイド」でこのプロセスが説明されています。
Power BI サービスは、クラウドベースのサービスまたはサービスとしてのソフトウェア (SaaS) です。 チームや組織のためのレポート編集や共同作業をサポートします。 Power BI サービスでもデータ ソースに接続できますが、モデリングに制限があります。 Power BI サービスは、ダッシュボードの作成、アプリの作成と共有、データの分析と探索によるビジネスの分析情報の発見などに使用されます。 「Power BI サービスとは何ですか?」では、Power BI サービスの機能の多くを詳しく説明しています。 ライセンスによって、Power BI サービスでできることが決まります。 ライセンスについて詳しくは、Power BI のライセンスとサブスクリプションに関する記事をご覧ください
次のベン図は、Power BI Desktop と Power BI サービスを比較したものです。 中央の部分は、それらが重なっているいくつかの領域を示します。 一部のタスクは Power BI Desktop でも Power BI サービスでも実行できます。 ベン図の外側の 2 つの領域は、Desktop アプリケーションまたは Power BI サービスに固有の機能を示しています。
Power BI Desktop と Power BI サービスのレポート エディターは同じようなものです。 3 つのセクションから構成されています。
- 上部のナビ ペイン。Power BI Desktop と Power BI サービスで異なります
- レポート キャンバス
- フィールド、視覚化、フィルターの各ウィンドウ
次の動画は、Power BI Desktop のレポート エディターを示したものです。
注意
このビデオでは、以前のバージョンの Power BI Desktop または Power BI サービスが使用されている可能性があります。
Power BI サービスで作業する
共同作業
レポートを作成したら、それを Power BI サービスのワークスペースに保存し、そこで同僚と共同作業できます。 それらのレポートを基に "ダッシュボード" を作成したり、"アプリ" にそれらを追加したりできます。 その後、Power BI Pro ライセンスを持っている場合は、それらのダッシュボード、レポート、アプリを組織の内外の他のユーザーと共有できます。 共有するときは、受信者がダッシュボード、レポート、アプリ、基になるデータセットでできることを決定するアクセス許可を割り当てます。 共有するには、Power BI Pro ライセンスが必要です。 共有されたレポートを表示するには、Pro ライセンスを持っているか、レポートが Premium 容量に保存されている必要があります。 レポートへのアクセスを許可された利用者は、Power BI サービスの編集ビューではなく "読み取り" ビューで、それらを表示できます。 利用者は、レポート作成者が使用できる機能のすべてにはアクセスできません。 また、データセットを共有し、他のユーザーが独自のレポートを作成できるようにすることもできます。 Power BI サービスでの共同作業の詳細については、こちらをご覧ください。
データフローを使用したセルフサービスのデータ準備
データフローは、組織で異なるソースからのデータをまとめてモデリング用に準備するのに役立ちます。 アナリストは、使い慣れたセルフサービス ツールを使用して簡単にデータフローを作成できます。 アナリストは、データフローを使用して、データ ソース接続、ETL ロジック、更新スケジュールなどを定義することにより、ビッグ データの取り込み、変換、統合、補強を行います。 データフローを使用したセルフサービスのデータ準備の詳細については、こちらをご覧ください。
次の手順
Power BI サービスでレポートを作成する
他にわからないことがある場合は、 Power BI コミュニティを利用してください。