Power BI Report Server は Web ポータルのあるオンプレミス レポート サーバーです。その Web ポータルでレポートや KPI を表示し、管理します。 Power BI レポート、ページ分割されたレポート、モバイル レポート、KPI を作成するためのツールを備えています。 ユーザーは、さまざまな方法でレポートにアクセスできます。Web ブラウザーやモバイル デバイスで表示したり、受信ボックスのメールとして表示したりすることができます。
Power BI Report Server の比較
Power BI Report Server は、SQL Server Reporting Services と Power BI オンライン サービスの両方に似ていますが、さまざまな相違点があります。 Power BI サービスと同様に、Power BI Report Server には Power BI レポート (.pbix)、Excel ファイル、ページ分割されたレポート (.rdl) がホストされます。 Reporting Services と同様に、Power BI Report Server はオンプレミスです。 Power BI Report Server 機能は、Reporting Services のスーパーセットです。つまり、Reporting Services でできることはすべて Power BI Report Server でできる上に Power BI Report Server では Power BI レポートもサポートされています。 詳細については、「Comparing Power BI Report Server and the Power BI service」(Power BI Report Server と Power BI サービスの比較) を参照してください。 F64 予約インスタンスを使用すると、クラウドとオンプレミスを混在させるハイブリッドデプロイを作成できます。
Power BI Report Server に Power BI レポートを発行する場合、Power BI Pro ライセンスも必要です。 Power BI Report Server で Power BI レポートを表示したり、操作したりする場合、Power BI Pro ライセンスは必要ありません。
注意
Power BI Premium の場合、Power BI Report Server は P SKU のみに含まれます。 EM SKU には含まれません。 また、Power BI Report Server は、F64 予約インスタンスの下の F SKU には含されません。
Web ポータル
Power BI Report Server のエントリ ポイントは、最新のブラウザーで表示できる安全な Web ポータルです。 ここで、すべてのレポートと KPI にアクセスします。 Web ポータル上のコンテンツは、従来のフォルダー階層で構成されています。 フォルダーでは、コンテンツは次の種類にグループ化されています:Power BI レポート、モバイル レポート、ページ分割されたレポート、KPI、Excel ブック。 共有データセットと共有データ ソースはそれぞれの専用フォルダーにあり、レポートの構成要素として使用されます。 お気に入りにタグを付けると、1 つのフォルダーで表示されます。 また、KPI は Web ポータルで直接作成します。
アクセス許可によっては、Web ポータルのコンテンツを管理できます。 レポート処理をスケジュールし、オンデマンドでレポートにアクセスし、発行したレポートにサブスクライブすることができます。 独自のカスタム ブランドを Web ポータルに適用することもできます。
Report Server 用に最適化された Power BI Desktop のバージョンで Power BI レポート (.pbix) を作成します。 次に、自分の環境の Web ポータルでレポートを発行して表示します。
Power BI レポートは、データ モデルのマルチパースペクティブ表示で、視覚化によってデータ モデルからのさまざまな発見や洞察を表します。 レポートでは、単独の視覚化を使用することも、各ページでさまざまな視覚化を使用することもできます。 ロールによっては、他のユーザーの代わりに、レポートの閲覧やレポートの探索だけでなく、レポートの作成も実行することができます。