Microsoft Dataverse は、あらゆる Power Pages Web サイトの重要な要素です。 これは、Web ページ、コンテンツ スニペット、サイト設定、ユーザー メタデータなどのすべての Web サイト構成を格納する Web サイトのメタデータ ストアと、ビジネス データのデータ ストアの両方として機能します。 このドキュメントでは、Web サイトをホストするアプリケーション サーバーを、Dataverse を使用して Power Platform 環境に接続する方法について説明します。
まず覚えておくべき重要な原則の 1 つは、Power Pages Web サイトのエンド ユーザーは Dataverse ユーザーではないということで、Dataverse ロール ベースのアクセス制御の概念は、Power Pages Web サイトのエンド ユーザーには適用されません。 Power Pages のすべてのユーザーは Dataverse 連絡先 テーブルに保存され、これらのユーザーのデータ アクセスは、Web ロール を通じて制御されます。これは、Power Pages ユーザーのロール ベースのアクセス制御レイヤーです。
サーバー間接続
Power Pages は、サーバー間 (S2S) 接続を使用して Dataverse に接続します。 この S2S 接続は、Web サイトの作成時に顧客の Microsoft Entra で作成される Microsoft Entra アプリケーションを利用して確立されます。
各 Web サイトには、次の名前付け規則 (ポータル – {{portalid}}) に従う独自のアプリケーションがあります。 以前はさまざまな名前付け規則が使用されていたため、まだ Microsoft Entra に反映されている可能性があります。 このアプリケーションのIDは、その Web サイトの セットアップ ワークスペース でも確認でき、Microsoft Entra (アプリケーション登録タブ) でこのアプリケーションを見つけるために使えます。