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権限の継承

新規ユーザーを追加し、特定のプロジェクトに対するそのユーザーの権限を設定すると、Visual SourceSafe データベース内に割り当てが作成されます。プロジェクト リストで他の割り当てに到達するまで、この割り当てが継承されます。

たとえば、ルート プロジェクト $/ でユーザー Maria に [追加] 権限 (RCA) を割り当てます。$/Samples プロジェクトでは特に権限を割り当てず、親プロジェクト $/ と同じ権限 (RCA) が自動的に割り当てられるようにします。しかし、$/Samples/BusinessObject では新しい割り当てを行って、このユーザーに読み取り専用権限 (R) を与えます。

これにより、$/Samples での割り当ては継承されなくなります。$/Samples/BusinessObjects とそのサブプロジェクトでのこのユーザーの権限は、読み取り専用権限になります。

プロジェクト $/NorWind では、ユーザー Maria に特定の割り当てを行いません。この場合、ルート プロジェクト $/ で割り当てられた権限が $/NorWind まで継承されます。つまり、$/NorWind とそのサブプロジェクトでのこのユーザーの権限は RCA になります。

アクセス権の割り当ては、常にこの方法で継承されます。このため、ルート プロジェクト ($/) でユーザーに割り当てられた権限が、そのユーザーの既定の権限になります。この既定の権限は、明示的に割り当てが行われていないすべてのプロジェクトに適用されます。

ユーザーを追加すると、[プロジェクトに対する権限] タブで設定した既定の権限に基づいて、ルート プロジェクトにおけるそのユーザーの権限が設定されます。必要な場合は、この権限を変更して、データベース全体でそのユーザーの権限レベルを変更できます。

参照

アクセス権 | データベースの管理