シャドウ フォルダの利用
シャドウ フォルダは、サーバー上の一元管理フォルダであり、プロジェクトのすべてのファイルの最新バージョンを収容します。シャドウ フォルダの設定は Visual SourceSafe 管理者が行います。
シャドウ フォルダには、ファイルのマスター コピーを格納しません。各ファイルのマスター コピーは、Visual SourceSafe データベースに保管します。シャドウ フォルダには、各ユーザーの作業フォルダのローカル コピーも格納しません。シャドウ フォルダには、プロジェクト内のファイルの最新バージョンがコピーされます。シャドウ フォルダは、ソース コードの表示およびコンパイルをする場所として使用できます。
シャドウ フォルダは、必要に応じて使用できます。通常、次の 2 つの場合にシャドウ フォルダを使用します。
- Visual SourceSafe にアクセスできないユーザーに、Visual SourceSafe で管理しているファイルを参照させる場合。
- プロジェクトのコピーを作業フォルダに保存しない場合。
確実に最新バージョンのファイルを操作するには、すべてのユーザーが、各自の作業フォルダのソース ファイルではなく、一元管理フォルダにあるソース コードをコンパイルすることをお勧めします。このような場合、[ローカル ファイル] タブの [追加またはチェックイン後にローカル コピーを削除] チェック ボックスと共にシャドウ フォルダを使用します。[ローカル ファイル] タブは、[ツール] メニューの [オプション] をクリックして表示されるダイアログ ボックスにあります。
メモ シャドウ フォルダでは、サブプロジェクトへの変更は管理されません。たとえば、$/A/1 および $/A/2 というサブプロジェクトを持つプロジェクト $/A にシャドウ フォルダを設定し、$/A/2 の名前を $/A/B に変更したとします。この場合、サブプロジェクト名の変更はシャドウ フォルダには反映されません。プロジェクト レベルの変更に対応するには、シャドウ フォルダに手動で反映するか、または、[プロジェクトの相違点] ダイアログ ボックスの [すべて調整] を使用して、シャドウ フォルダを定期的に更新します。シャドウ フォルダへ [最新バージョンの取得] を行って、フォルダの内容を更新することもできます。