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ObjectList コントロールの概要

ObjectList コントロールは、データベースなどのデータのコレクションに対する複数のビューを表示します。オブジェクト リストにある各項目、つまりオブジェクトは、データベースのレコードとして考えることができます。データベース レコードのように、ObjectList コントロールのオブジェクトは、データが含まれるフィールドで構成されます。アプリケーションがオブジェクト リストにデータを表示するには、データ連結の使用を使用する必要があります。アプリケーションで静的な項目の一覧を作成する必要がある場合は、List コントロールを使用してください。

ObjectList コントロールでは、データの一方のビューとして、概要形式のオブジェクト一覧表が表示されます。表には、各オブジェクトのデータの行が格納されます。列には、フィールドの値が表示されます。もう一方のデータのビューとして、ObjectList コントロールは各レコードの詳細なビューを表示します。詳細なビューには、公開可能なフィールドの値がすべて含まれます。どちらのビューも、プログラムで、または ObjectList コントロールの [プロパティ ビルダ] ダイアログ ボックスでカスタマイズできます。

ObjectList コントロールは、モバイル Web ページの Form コントロールまたは Panel コントロール内、あるいはコントロールのテンプレート内に配置する必要があります。また、モバイル ユーザー コントロール ページにドラッグすることもできます。ObjectList コントロールをコンテナまたはテンプレートに追加すると、オブジェクト リストのデータ バインディングを指定するまでは、サンプルの項目が表示されます。

ASP.NET オブジェクト リスト

アプリケーションは、ObjectList コントロールを、DataView またはデータセット オブジェクト、あるいは IEnumerable インターフェイスを実装するその他のオブジェクトにバインドできます。ObjectList コントロールが、データ バインディングを実行する場合、一覧の項目に表示するフィールドを自動的に生成します。詳細については、「ObjectList コントロールによるデータ連結とデータの表示」を参照してください。

ObjectList コントロールは、プロパティのオーバーライドおよびテンプレートを通したデバイス固有のカスタマイズをサポートします。

また、アプリケーションは、ObjectList コントロールの各オブジェクトにカスタム コマンドをアタッチできます。コマンドを定義するには、ObjectList コントロールの [プロパティ ビルダ] ダイアログ ボックスを使用します。デザイナによって、<Command> 要素がページ マークアップに追加されます。実行時にユーザーがコマンドを選択すると、ObjectList コントロールは ItemCommand イベントを発生します。アプリケーションでは、このイベントを処理して、コントロールの動作をさらにカスタマイズできます。

参照

処理手順

ObjectList コントロールの追加と構成

概念

プロパティのオーバーライド

ObjectList コントロールによるデータ連結とデータの表示

Form コントロールの概要

Panel コントロールの概要

List コントロールの概要

ASP.NET モバイル コントロールを使用したデータ バインディングの使用

参照

ObjectList

その他の技術情報

デバイス フィルタの使用

コントロール テンプレートを使用したカスタマイズ