Boston と Seattle 間の通信の検証
Boston ルーターと Seattle ルーターを構成した後、双方のルーター間の通信を検証し、ルーターの構成が適切に機能しているか確認する必要があります。Boston ドメイン コントローラ BOS-NA-DC-01 から ping コマンドを実行すれば、接続の有無について確認できます。また、SeattleRouter ユーザー アカウント、BostonRouter ユーザー アカウント、および DemandDialRouters グループ アカウントが Boston ドメイン コントローラに複製されていれば、Active Directory の複製処理が実行されていることがわかります。
Boston デマンドダイヤル ルーター BOS-NA-DC-01 で以下の手順を実行します。
ping コマンドを使用してルーターの構成を確認するには
アカウント NOAM\Administrator を使用してログオンします。
[スタート] メニューから、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
[ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスで、[名前] ボックスに cmd と入力し、[OK] をクリックします。
コマンド プロンプトで、ping 172.16.4.11 (Seattle ドメイン コントローラの IP アドレス) と入力し、ENTER キーを押します。
ping コマンドから成功応答が返されます。
コマンド プロンプトを閉じます。
Active Directory を調査してルーターの構成を確認するには
アカウント NOAM\Administrator を使用してログオンします。
[スタート] メニューから [プログラム] をポイントし、[管理ツール] をポイントし、[Active Directory ユーザーとコンピュータ] をクリックします。
コンソール ツリーで、[noam.reskit.com] を展開し、[Users] をクリックします。
詳細ペインで、SeattleRouter ユーザー アカウント、BostonRouter ユーザー アカウント、および DemandDialRouters グループ アカウントがすべて存在することを確認します。
注意
ユーザーおよびグループ アカウントの作成時点では BOS-NA-DC-01 から Seattle への接続が確立していなかったので、複製処理が実行されます。ルーターを適切に構成してから、BOS-NA-DC-01 の接続が確立されました。[Active Directory ユーザーとコンピュータ] スナップインを閉じます。
関連するセットアップ手順
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関連資料
Windows 2000 リソース キットの詳細については、こちらを参照してください。
注意
このシナリオにおいて、コンピュータおよびデバイスを構成するために使用した手続きは、サンプルとして紹介したものです。実際のネットワークでは、類似したコンピュータおよびデバイスを構成する場合でも、必要になる手順はそれぞれのケースで異なります。さらに各シナリオでは、目的とする機能を実現するために必要な手順だけを示しています。運用ネットワークにおいて必要になる、その他の手順については取り上げていません。すべてのシナリオは、特に表記しない限り Windows 2000 を使用してテストされています。また、ブラウザとして Microsoft Internet Explorer 5 以上を推奨します。