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汎用テストを使用して実行可能ファイルを実行する、自動テストの作成

汎用テストは、外部プログラムやテストを呼び出すために使用します。 その後、汎用テストはテスト エンジンによって他の種類のテストとして処理されます。 たとえば、テスト エクスプローラーから汎用テストを実行し、その結果を取得して、他のテストの結果と同様に発行できます。

次のような動作の既存のテスト、プログラム、またはサードパーティ ツールをラップするには、汎用テストを使用します。

  • コマンド ラインから実行できる。

  • 成功または失敗を示す値を返す。

  • オプションとして、"内部" のテスト、つまり含まれている各テストの詳細な結果を返す。

Visual Studio では、汎用テストを他のテストと同様に扱います。 したがって、同じビューを使用してテストを管理および実行したり、結果を取得して公開したりできます。

汎用テストは、Visual Studio の単純な形式の拡張です。 汎用テストを使用すると、Web、ロード、単体、手動、および順序指定テストなどの定義済みのテストに加えて、以前のテストやカスタム テストなどのその他のテストも実行できます。

要件

  • Visual Studio Ultimate, Visual Studio Premium, Visual Studio Test Professional

このトピックの内容

タスク

汎用テストを作成するには、次のトピックを参照してください。

主なタスク

  • 関連するトピック

汎用テストの作成: 汎用テストを作成するには、Visual Studio に付属の汎用テスト テンプレートを使用するか、呼び出すプログラムを指定します。 詳細については、次のトピックを参照してください。、このトピックの「汎用テストを作成する方法」を参照してください。

汎用テストでの環境変数の使用: 実行可能ファイル、項目など、配置する対象ファイルを含むフォルダーへのパスを表す環境変数を使用できます。

汎用テストの実行: 作成した汎用テストを、単体テスト エクスプローラーから、またはコマンド ラインからテスト カテゴリを使用して実行できます。

コード カバレッジの確認: コードの品質がどの程度改善されているかを知るために、汎用テストの実行時に汎用テストでカバーされているコードの量を確認する必要があります。

概要結果ファイルの作成と使用: 概要結果ファイルを使用すると、汎用テストで特定の詳細なテスト結果を生成できます。

汎用テストを作成する方法

注意

次の手順では、既存のテスト、プログラム、またはサードパーティ ツールが、汎用テストとしてラップできる実行可能ファイルの形式で存在するものと仮定して、説明を進めます。この実行可能ファイルはコマンド ラインから実行できる必要があり、"成功" または "失敗" の値を返す必要があります。

汎用テストを作成するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、単体テスト プロジェクトまたはコード化された UI テスト プロジェクトのショートカット メニューを開いて [追加] をポイントし、次に [汎用テスト] を選択します。

    汎用テストのテンプレートがテスト プロジェクトに追加されます。 テンプレートがメイン編集ウィンドウに表示されます。 新しい汎用テストには、GenericTest1.generic などの既定の名前が付けられ、ソリューション エクスプローラーのテスト プロジェクト内に表示されます。

  2. [汎用テストとしてラップする既存のプログラム (テスト、テスト ハーネスまたはテスト アダプター) を指定する] で、汎用テストとしてラップするテスト、プログラム、またはサードパーティ ツールのパスおよびファイル名を指定します。

  3. (省略可能) [汎用テストに渡すコマンド ライン引数] で、渡す 1 つまたは複数の引数を入力します。 複数の引数は、空白で区切ります。 詳細については、次のトピックを参照してください。、このトピックの「汎用テストのコマンド ライン引数」を参照してください。

  4. (省略可能) [この汎用テストと共に配置する追加ファイル] で、テストを正しく実行するために必要な任意のファイルを指定します。

    注意

    テストが実行される前に、この手順で指定したファイルが Visual Studio によって作成された配置ディレクトリにコピーされます。

    詳細については、次のトピックを参照してください。、このトピックの「汎用テスト用のファイルの配置」を参照してください。

  5. (省略可能) [作業ディレクトリ] で、実行可能ファイルが実行時に作業ディレクトリとして使用するディレクトリを指定します。

  6. (省略可能) 結果ファイルの名前を指定します。

  7. 汎用テストを保存します。

    ヒント

    XML ベースの概要結果ファイルを作成および使用して、汎用テストのある部分についての詳細な結果を得ることができます。詳細については、次のトピックを参照してください。 汎用テストでの概要結果ファイルの使用.

これで、テストを実行する準備が整いました。結果の値として 0 または別の数値が返されます。 テスト エンジンは、0 は "成功"、その他の数値は "失敗" と解釈します。

汎用テストのコマンド ライン引数

汎用テストがラップするプログラムに、コマンド ライン引数を渡すことができます。

たとえば引数を 1 つ渡すには、汎用テストの [汎用テストに渡すコマンド ライン引数] ボックスに引数をそのまま入力します。

引数を複数渡すには、[汎用テストに渡すコマンド ライン引数] ボックスに空白で区切って入力します。 たとえば、「12 "%TestDeploymentDir%\mydeployedfile.txt"」のように入力します。

同じ例を「チュートリアル : 汎用テストの作成と実行」でも説明しています。

汎用テスト用のファイルの配置

汎用テストまたはそれがラップする実行可能ファイルに対して、実行時に追加サポート ファイルが必要な場合は、該当するファイルをテストの実行前に配置できます。

詳細については、「チュートリアル : 汎用テストの作成と実行」の「汎用テストの実行時にファイルを配置する」を参照してください。

汎用テスト用のファイルを配置するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、汎用テストを含むテスト プロジェクトを開きます。

  2. [この汎用テストと共に配置する追加ファイル] で、テストを正しく実行する必要のある任意のファイルを指定します。

    注意

    テストが実行される前に、この手順で指定したファイルが Visual Studio によって作成された配置ディレクトリにコピーされます。

  3. 汎用テストを保存します。

セキュリティ

汎用テストでは、コンピューターの実行可能プログラムを呼び出すことができるだけでなく、その実行時にユーザーの資格情報を使用します。 そのため、プログラムの作成者を信頼できることと、プログラムの処理内容を理解しておくことが必要です。

参照

処理手順

汎用テストのトラブルシューティング

その他の技術情報

Microsoft テスト マネージャーを使用した自動テストの作成