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Unregister-Event

イベント サブスクリプションをキャンセルします。

構文

Unregister-Event [-SubscriptionId] <int> [-Force] [-Confirm] [-WhatIf] [<CommonParameters>]

Unregister-Event [-SourceIdentifier] <string> [-Force] [-Confirm] [-WhatIf] [<CommonParameters>]

説明

Unregister-Event コマンドレットは、Register-EngineEvent コマンドレット、Register-ObjectEvent コマンドレット、または Register-WmiEvent コマンドレットを使用して作成されたイベント サブスクリプションをキャンセルします。

イベント サブスクリプションをキャンセルした場合、イベント サブスクライバーはセッションから削除され、サブスクライブされたイベントはイベント キューに追加されなくなります。New-Event コマンドレットを使用して作成されたイベントへのサブスクリプションをキャンセルした場合は、新しいイベントもセッションから削除されます。

Unregister-Event では、イベント キューからイベントが削除されません。イベントを削除するには、Remove-Event コマンドレットを使用します。

パラメーター

-Force

Register-ObjectEvent、Register-WmiEvent、および Register-EngineEvent の SupportEvent パラメーターを使用して非表示にしたサブスクリプションなど、すべてのイベント サブスクリプションをキャンセルします。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

-SourceIdentifier <string>

指定したソース識別子があるイベント サブスクリプションをキャンセルします。

SourceIdentifier パラメーターまたは SubscriptionId パラメーターはすべてのコマンドに含まれている必要があります。

必須

true

位置

1

既定値

パイプライン入力を許可する

true (ByPropertyName)

ワイルドカード文字を許可する

false

-SubscriptionId <int>

指定したサブスクリプション識別子があるイベント サブスクリプションをキャンセルします。

SourceIdentifier パラメーターまたは SubscriptionId パラメーターはすべてのコマンドに含まれている必要があります。

必須

true

位置

1

既定値

パイプライン入力を許可する

true (ByPropertyName)

ワイルドカード文字を許可する

false

-Confirm

コマンドを実行する前に確認メッセージを表示します。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

-WhatIf

実際にコマンドを実行せずに、コマンドを実行すると何が起きるかを出力します。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

<CommonParameters>

このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。詳細については、次を参照してください: about_Commonparameters.

入力と出力

入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。

入力

System.Management.Automation.PSEventSubscriber

Get-EventSubscriber からの出力を Unregister-Event にパイプ処理できます。

出力

なし

このコマンドレットによる戻り値はありません。

イベント、イベント サブスクリプション、およびイベント キューは、現在のセッションにのみ存在します。現在のセッションを閉じた場合、イベント キューが破棄され、イベント サブスクリプションが取り消されます。

Register-EngineEvent コマンドレットを使用してイベントにサブスクライブしていなければ、New-Event コマンドレットを使用して作成されたイベントを Unregister-Event で削除することはできません。セッションからカスタム イベントを削除するには、プログラムによって削除するか、セッションを閉じる必要があります。

例 1

C:\PS>unregister-event -sourceIdentifier ProcessStarted

説明
-----------
このコマンドは、ソース識別子が "ProcessStarted" であるイベント サブスクリプションをキャンセルします。

イベントのソース識別子を検索するには、Get-Event コマンドレットを使用します。イベント サブスクリプションのソース識別子を検索するには、Get-EventSubscriber コマンドレットを使用します。





例 2

C:\PS>unregister-event -subscriptionId 2

説明
-----------
このコマンドは、サブスクリプション識別子が 2 であるイベント サブスクリプションをキャンセルします。

イベント サブスクリプションのサブスクリプション識別子を検索するには、Get-EventSubscriber コマンドレットを使用します。





例 3

C:\PS>get-eventsubscriber -force | unregister-event -force

説明
-----------
このコマンドは、セッション内のすべてのイベント サブスクリプションをキャンセルします。

このコマンドは Get-EventSubscriber コマンドレットを使用して、セッション内のイベント サブスクライバー オブジェクトをすべて取得します。これには、イベント登録コマンドレットの SupportEvent パラメーターを使用して非表示にしているサブスクライバーも含まれます。

パイプライン演算子 (|) を使用して、サブスクライバー オブジェクトを Unregister-Event に渡します。このコマンドレットは、セッションからサブスクライバー オブジェクトを削除します。タスクを完了するには、Force パラメーターも Unregister-Event で必須です。





関連項目

概念

Register-ObjectEvent
Register-EngineEvent
Register-WmiEvent
Unregister-Event
Get-Event
New-Event
Remove-Event
Wait-Event
Get-EventSubscriber