Set-WSManQuickConfig
ローカル コンピューターにリモート管理を構成します。
構文
Set-WSManQuickConfig [-UseSSL] [<CommonParameters>]
説明
Set-WSManQuickConfig コマンドレットは、Web Services for Management (WS-Management) テクノロジを使用して送信される Windows PowerShell リモート コマンドを受信できるようにコンピューターを設定します。
このコマンドレットは以下の処理を実行します。
1. WinRM サービスが実行されているかどうかをチェックする。WinRM サービスが実行されていない場合は、サービスを開始します。
2. WinRM サービスのスタートアップの種類を [自動] に設定する。
3. どの IP アドレスでも要求を受け入れるリスナーを作成する。既定では、トランスポートは HTTP です。
4. WinRM トラフィックのファイアウォール例外を有効にする。
Windows Vista、Windows Server 2008、およびそれ以降のバージョンの Windows でこのコマンドレットを実行するには、[管理者として実行] を指定して Windows PowerShell を起動する必要があります。
パラメーター
-UseSSL
Secure Sockets Layer (SSL) プロトコルを使用してリモート コンピューターとの接続を確立するように指定します。既定では、SSL は使用されません。
WS-Management では、ネットワーク上で送信されるすべての Windows PowerShell コンテンツが暗号化されます。UseSSL パラメーターにより、HTTP ではなく HTTPS を使用する追加の保護機能を使用するように指定できます。このパラメーターを指定するが、接続に使用されるポートで SSL が利用できない場合、コマンドは失敗します。
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。詳細については、次を参照してください: about_Commonparameters.
入力と出力
入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。
入力 |
なし このコマンドレットは入力を受け取りません。 |
出力 |
なし このコマンドレットは出力を生成しません。 |
例 1
C:\PS>Set-WSManQuickConfig
説明
-----------
このコマンドは、ローカル コンピューターのリモート管理を有効にするために必要な構成を設定します。既定では、このコマンドは HTTP にWS-Management リスナーを作成します。
例 2
C:\PS>Set-WSManQuickConfig -UseSSL
説明
-----------
このコマンドは、ローカル コンピューターのリモート管理を有効にするために必要な構成を設定します。UseSSL パラメーターは、HTTPS にWS-Management リスナーを作成することを指定します。
関連項目
概念
Connect-WSMan
Disable-WSManCredSSP
Disconnect-WSMan
Enable-PSRemoting
Enable-WSManCredSSP
Get-WSManCredSSP
Get-WSManInstance
Invoke-WSManAction
New-PSSession
New-WSManInstance
New-WSManSessionOption
Test-WSMan