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テクスチャー データの表示

このチュートリアルではテクスチャー データを表示します。個々のミップ レベルを表示し、そのデータを色、アルファ、深度などの成分に分離できます。このチュートリアルは以下の手順に分かれています。

  • 手順 1 - フレームの選択
  • 手順 2 - フレームのレンダリング
  • 手順 3 - テクスチャーの選択
  • 手順 4 - 表示する成分の選択
  • 手順 5 - 表示するデータ範囲の調整
  • 手順 6 - ミップ レベルの表示

セットアップ

この実験を設定するには、ターゲット プログラムとして HDRCubeMap サンプルを選択し、データ収集オプションとしてシングルフレーム キャプチャーを選択します。

手順 1 - フレームの選択

イベント ビューに移動して、キャプチャー済みの 1 個のフレーム (この例では 68) を選択します。

図形 1.  イベント ビューでのフレームの選択

Bb173123.dxsdk_pix_select_frame(ja-jp,VS.85).png

手順 2 - フレームのレンダリング

詳細ビューレンダリング タブをクリックして、フレームをレンダリングします。

図形 2.  レンダリングされた 1 個のフレーム

Bb173123.dxsdk_pix_after_rendering(ja-jp,VS.85).png

手順 3 - テクスチャーの選択

オブジェクト ビューで、ドロップ ダウン メニューの値を次のように設定します。

ドロップ ダウン
タイプ(Type) D3D9 テクスチャー
作成元(Created By) アプリケーション
フォーマット(Format) D3DFMT_A8R8G8B8

テクスチャーのリストから、ウィンドウ内で 2 番目のテクスチャーをダブルクリックします。

図形 3.  テクスチャーの選択

Bb173123.dxsdk_pix_view_texture_tutorial_select_ui_texture(ja-jp,VS.85).png

詳細ビューで、[テクスチャー](Texture) という名前の新規タブが開きます。[チャンネル](channel(s)) ドロップダウンには [RGBA] が選択されています。これは、4 つの成分がすべて表示されていることを意味します。背景に格子縞模様が表示され、テクスチャーの半透明な領域が確認できます。

図形 4.  RGBA テクスチャー データの表示

Bb173123.dxsdk_pix_view_texture_tutorial_ui_texture_rgba(ja-jp,VS.85).png

手順 4 - 表示する成分の選択

カラー データのみを表示するには、[チャンネル](channel(s)) ドロップダウンから [RGB] を選択します。

図形 5.  テクスチャーの RGB データ

Bb173123.dxsdk_pix_view_texture_tutorial_ui_texture_rgb(ja-jp,VS.85).png

アルファ データのみを表示するには、[チャンネル](channel(s)) ドロップダウンから [アルファ](alpha) を選択します。アルファ データはグレー スケール イメージとして表示されます。透明度が高い部分は暗く表示され (左上の楕円はほぼ透明)、不透明度が高い部分は明るく表示されます (右上の楕円はほぼ不透明)。

図形 6.  テクスチャーのアルファ データ

Bb173123.dxsdk_pix_view_texture_tutorial_ui_texture_alpha(ja-jp,VS.85).png

手順 5 - 表示するデータ範囲の調整

[チャンネル](channel(s)) ドロップダウンにはスライダー コントロールが関連付けられています。このスライダーを使用して、表示するデータのしきい値を制御できます。

デフォルトでは、このスライダーは 0.0 ~ 1.0 の全データを表示します。この例では、0.8 ~ 1.0 のデータのみを表示するようにスライダーを設定しています。

図形 7.  表示するデータ範囲の制御

Bb173123.dxsdk_pix_view_texture_tutorial_ui_texture_alpha_80(ja-jp,VS.85).png

手順 6 - ミップ レベルの表示

個々のミップ レベルを表示するには、オブジェクト ビューに移動して、全テクスチャーを表示するように [フォーマット](format) ドロップダウンを設定します。

ドロップ ダウン
フォーマット(Format) すべて

すべてのテクスチャーを表示し、ミップ レベルを持つテクスチャーを検索して選択します。つまり、[ミップ](mips) 列に 1 より大きい値をもつテクスチャーをダブルクリックします。

図形 8.  オブジェクト ビューでのテクスチャーの選択

Bb173123.dxsdk_pix_view_texture_tutorial_select_multimip_object(ja-jp,VS.85).png

詳細ビューに選択したテクスチャーが表示され、左側にそれぞれのミップ レベルが表示されます。

デフォルトではミップ レベル 0 が開きます。

図形 9.  ミップ レベルを持つテクスチャー

Bb173123.dxsdk_pix_view_texture_tutorial_select_multimip_texture_mip0(ja-jp,VS.85).png

任意のミップ レベルを選択して、表示することができます。

図形 10.  ミップ レベルの表示

Bb173123.dxsdk_pix_view_texture_tutorial_select_multimip_texture_mip4(ja-jp,VS.85).png

テクスチャーの種類とテクスチャー フォーマットも表示されます。

関連項目

PIX のチュートリアルとサンプル