December 2004 DirectX SDK の新しい機能
このページは、DirectX December 2004 更新パッケージに追加された機能の記録です。SDK の最新機能については、「August 2008 DirectX SDK の新しい機能」を参照してください。
- グラフィックの更新
- 技術記事
SDK の更新
SDK の次の機能が更新されました。
- コンテンツ ツール
- パフォーマンス ツール
- SDK サンプル
コンテンツ ツール
DirectX ツールの情報が「DirectX SDK のツール」に記載されるようになりました。シェーダーのプログラミングおよびデバッグ用ツール (主にグラフィック ツール) が Direct3D 9 のツールに格納されています。
このツールは、(SDK ルート)\Utilities\Bin\x86 または x64 に格納されています。ソース ファイルのパスは、次のとおりです。<SDK ルート>\Utilities\Source\x86 または x64
DirectX Extensions for Alias Maya で、一連のエクスポート済みデータを制御するオプションがサポートされます。また、スムース スキン メッシュをエクスポートして、プレビュー表示できるようになりました。
デバッグ モニター (Dbmon.exe) が SDK から削除されました。ただし、Platform SDK にはまだ残されています。
フォース フィードバック エディター (Fedit.exe) が SDK から削除されました。
パフォーマンス ツール
PIX に、次の機能強化を加えました。
- アプリケーションから有用な実行時データを記録するためのテンプレートとして、一連のカウンター セットが追加されました。
- 新しいキーの組み合わせによるトリガーが搭載されました。
- トリガーを設定して、同じ操作を繰り返せるようになりました。
- 実行中のアプリケーションの上部に、PIX 情報を表示できるオプションが用意されました。
- シングル フレームで、呼び出しキャプチャーのアクションを設定できるようになりました。
- フルストリーム キャプチャーのパフォーマンスが向上しました。
- 実験ファイル、ログ ファイル、およびイメージ ファイルを、PIX ウィンドウにドラッグするだけで起動したり開けるようになりました。
- 各ツールは、旧バージョンの DirectX とも互換性があります。
- 多数のバグが修正されました。
D3DSpy が削除されましたが、ほぼすべての機能が、PIX によって再現されます。
SDK サンプル
次のサンプルがアップグレードされ、修正プログラムで使用できます。
- サンプルとツールのソース コードでは、さらに安全な文字列関数が使用されるようになりました。
- Microsoft Visual Studio .NET 2002 および Visual Studio .NET 2003 用のプロジェクト ファイルとソリューション ファイルが搭載されました。
- 新しい ゲームのオン デマンド インストール サンプルが搭載されました。
グラフィックの更新
グラフィック コンポーネントの次の機能が更新されました。
- D3DX
- グラフィック サンプル
D3DX
D3DX に次の新機能が追加されました。
エフェクト - SetPixelShader メソッドおよび SetVertexShader メソッドが、ID3DXBaseEffect、ID3DXEffect、および ID3DXEffectCompiler から削除されました。これらのメソッドは、実行時にシェーダーを切り替えると、エフェクト フレームワーク内で正しく機能しません。代わりに、IDirect3DDevice9::SetPixelShader および IDirect3DDevice9::SetVertexShader のメソッドを使用してください。
PRT - ローカルで変形可能な事前演算済み放射輝度伝播 (LDPRT) で使用できるよう、ID3DXPRTEngine::ComputeConvCoeffs メソッドの名が、ID3DXPRTEngine::ComputeLDPRTCoeffs に変わりました。
次の関数に、新しいオプションのパラメーターが追加されました。 D3DXCreatePRTCompBuffer, D3DXCreatePRTEngine.
次の新しい関数とメソッドが、追加されました。 D3DXComputeTangentFrame, D3DXComputeTangentFrameEx, ID3DXPRTEngine::ComputeSSAdaptive, ID3DXPRTEngine::ComputeSurfSamplesBounce, ID3DXPRTEngine::ComputeSurfSamplesDirectSH, ID3DXPRTEngine::SetMinMaxIntersection.
グラフィック サンプル
次のサンプルがアップグレードされ、修正プログラムで使用できます。
- PRTPerVertex サンプル名が、LocalDeformablePRT に変わりました。
技術記事
新しいセクション (DirectX SDK の技術関連記事) がドキュメントに追加され、Windows 用ゲームのプログラミングについて最新ヒントが掲載されました。