ファイル ライタ フィルタ
ファイル ライタ フィルタを使うと、フォーマットに関係なくディスクにファイルを書き込むことができる。このフィルタは入力ピンで受け取ったものを単にディスクに書き込むだけなので、ファイルを正常にフォーマットできるマルチプレクサにアップストリーム接続する必要がある。ファイル ライタを使って新しい出力ファイルを作成したり、既存のファイルを指定したりできる。ファイルが既に存在している場合、そのファイルは新しいデータで完全にオーバーライドされる。
ファイル ライタに送信されるサンプルのタイム スタンプは、ファイルのバイト オフセットである。入力ピンは IStream インターフェイスを公開し、インターフェイスのサブセットをサポートする。これにより、グラフが中止されたときにアップストリーム フィルタがデータを書き込むことが可能になる。
注 : Microsoft® Windows Media™ Software Development Kit を使って ASF ファイルを記述する場合は、WM ASF ライタ フィルタを使う。WM ASF ライタを使う以外に、Microsoft DirectShow で ASF ファイルを作成する方法はない。
フィルタ インターフェイス | IAMFilterMiscFlags、IBaseFilter、IFileSinkFilter、IFileSinkFilter2、IPersistStream |
入力ピン メディア タイプ | MEDIATYPE_Stream、MEDIASUBTYPE_NULL |
入力ピン インターフェイス | IMemInputPin、IPin、IQualityControl、IStream |
出力ピン メディア タイプ | 利用できない。 |
出力ピン インターフェイス | 利用できない。 |
フィルタ CLSID | CLSID_FileWriter |
プロパティ ページ CLSID | プロパティ ページなし。 |
実行モジュール | qcap.dll |
メリット | MERIT_DO_NOT_USE |
フィルタ カテゴリ | CLSID_LegacyAmFilterCategory |