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Null レンダリング フィルタ

このフィルタは、サンプル データの表示やレンダリングを行わず、受け取ったすべてのサンプルを破棄するレンダラである。

フィルタ インターフェイス IBaseFilterIMediaPositionIMediaSeeking
入力ピン メディア タイプ 任意のメディア タイプ。
入力ピン インターフェイス IMemInputPinIPinIQualityControl
出力ピン メディア タイプ 該当なし。
出力ピン インターフェイス 該当なし。
フィルタ CLSID CLSID_NullRenderer
プロパティ ページ CLSID プロパティ ページなし。
実行モジュール Qedit.dll
メリット MERIT_DO_NOT_USE
フィルタ カテゴリ CLSID_LegacyAmFilterCategory

注意

このフィルタは、グラフの出力ピンがダウンストリーム接続を必要とするが、そのピンからデータをレンダリングしたくない場合に使う。出力ピンを Null レンダラに接続することで、データのレンダリングを行わずに接続できる。

このフィルタはサンプルをレンダリングしないが、サンプルを破棄する前に、各サンプルのプレゼンテーション タイムを待つ。このため、グラフは標準レートで動作する。グラフをなるべく高速に実行させたい場合は、基準クロックを NULL に設定する。詳細については、「グラフ クロックの設定」を参照すること。