出力ログ タブ
出力ログ タブには、プログラムの実験中に PIX によってキャプチャーされ、再実行された DirectX 呼び出しによって生成されたステータス メッセージが表示されます。PIX 出力タブに表示されるメッセージは、Visual Studio でアプリケーションを実行している時に Visual Studio の出力ウィンドウに表示されるものと同じです。
プログラムで実際に PIX の実験を実行している間に生成されたステータス メッセージは、PIX によって保存されず、出力ログ タブに表示されることもありません。
その代わり、出力ログ タブのステータス情報は、イベント ビューで選択されたフレームのタイミングを PIX が更新するとき (dxsdk_tools_performance_pix_reference_pixwin_run_files_event.htm)、現在のフレームからの出力を再レンダリングするとき (レンダリング タブ参照)、頂点トランスフォームを繰り返すとき (Unknown Topic参照) に生成されます。
出力ログ タブは、以下で構成されています。
- 表示コントロール
- メッセージ表示の一覧
注 出力ログ タブに書き込まれるメッセージの数とタイプは、DirectX コントロール パネル ツールによって管理されています。
表示コントロール
出力ログ タブのコントロールは、ズームおよびファイルの保存などの一般的な操作を実行します。次の表は、一般的なコントロールのボタンについて説明したものです。
記号 | 名前 | 説明 |
---|---|---|
Copy Selected |
現在のステータス メッセージに対して表示されている列見出しとすべての列を、タブ区切り形式でクリップボードにコピーします。 |
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Copy All |
ステータス メッセージ出力の列見出しとすべての列と行を、タブ区切りでクリップボードにコピーします。 |
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Clear All |
表示されている出力ログのすべてのメッセージをクリアします。 |
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Show render events |
DirectX レンダリング操作でのステータス メッセージの表示を、有効または無効にします。 レンダリング イベントの表示が無効の場合、表示できる新しいレンダリング イベントには、ボタンのテキストに "(New)" が付いています。 既定では、レンダリング イベントの表示は有効になっています。 |
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Show mesh events |
DirectX のメッシュ取得操作および頂点トランスフォーム操作でのステータス メッセージの表示を、有効または無効にします。 メッシュ イベントの表示が無効の場合、表示できる新しいレンダリング イベントには、ボタンのテキストに "(New)" が付いています。 既定では、メッシュ イベントの表示は有効になっています。 |
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Show debugger events |
DirectX シェーダー デバッガーでのステータス メッセージの表示を、有効または無効にします。 シェーダー デバッガー イベントの表示が無効の場合、表示できる新しいレンダリング イベントには、ボタンのテキストに "(New)" が付いています。 既定では、シェーダー デバッガー イベントの表示は有効になっています。 |
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Show internal PIX events |
PIX 自体でのステータス メッセージの表示を、有効または無効にします。 PIX イベントの表示が無効の場合、表示できる新しいレンダリング イベントには、ボタンのテキストに "(New)" が付いています。 既定では、シェーダー デバッガー イベントの表示は、無効になっています。 |
メッセージ表示の一覧
出力ログ タブでは、表示データが一覧にまとめられています。これには、PIX で実行されている呼び出しで生成されたメッセージ、およびそれらの呼び出しのコンテキストに関する情報が含まれています。
この表示は、いずれの列でもソートできます。
列 | 説明 |
---|---|
Time |
メッセージが記録された順序です。 |
EID |
キャプチャー内のイベント識別子です。これによって、このメッセージが記録されます。 メッセージ表示の行を選択し、ダブルクリックすると、PIX がイベント ビューでこの関連 EID に移動します。 |
コンテキスト |
メッセージが発生した場所にある実行環境のタイプです。次の実行環境のタイプが報告されます。
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メッセージ |
次のようなテキスト メッセージが作成されます。メッセージには、TYPE フィールドが含まれており、重大度と内容によって次のように分類されています。
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