ID2D1SolidColorBrush インターフェイス
純色で領域を描画します。
実装するタイミング
カスタム実装はサポートされません。
メンバー
ID2D1SolidColorBrush インターフェイス の継承元は次のとおりです: ID2D1Brush. ID2D1SolidColorBrush は次のメンバーも定義します:
- メソッド
メソッド
ID2D1SolidColorBrush インターフェイス は次の項目を定義します: メソッド.
メソッド | 説明 |
---|---|
GetColor | 純色ブラシの色を取得します。 |
SetColor | 純色ブラシの色を指定します (オーバーロードは 2 つ)。 |
解説
ID2D1SolidColorBrush オブジェクトの作成
純色ブラシを作成するには、ブラシが使用されるレンダー ターゲットの ID2D1RenderTarget::CreateSolidColorBrush メソッドを使用します。ブラシは、ブラシを作成したレンダー ターゲットまたはそのレンダー ターゲットと互換性のあるターゲットでのみ使用できます。
純色ブラシはデバイス依存のリソースです (リソースの詳細については、「リソースの概要」を参照してください)。
例
次の例では、レンダー ターゲット (m_pRenderTarget) の CreateSolidColorBrush メソッドを使用して 2 つのブラシを作成します。この例では、定義済みの色 (黒) を使用して最初のブラシの色を指定します。また、16 進数の色の値 (黄) を使用して 2 番目のブラシの色を指定します。
if (SUCCEEDED(hr))
{
hr = m_pRenderTarget->CreateSolidColorBrush(
D2D1::ColorF(D2D1::ColorF::Black, 1.0f),
&m_pBlackBrush
);
}
// Create a solid color brush with its rgb value 0x9ACD32.
if (SUCCEEDED(hr))
{
hr = m_pRenderTarget->CreateSolidColorBrush(
D2D1::ColorF(D2D1::ColorF(0x9ACD32, 1.0f)),
&m_pYellowGreenBrush
);
}
次のコード例では、FillRectangle メソッドを呼び出して四角形の内部を黄緑のブラシで描画し、DrawRectangle メソッドを呼び出して四角形の輪郭を黒のブラシで描画します。
m_pRenderTarget->FillRectangle(&rcBrushRect, m_pYellowGreenBrush);
m_pRenderTarget->DrawRectangle(&rcBrushRect, m_pBlackBrush, 1, NULL);
上記の例では、次の出力が生成されます。
完全なコードについては、「ブラシの種類の例」を参照してください。
要件
クライアントの最小要件 |
Windows 7, Windows Vista SP2 および Windows Vista 用のプラットフォーム更新プログラム |
サーバーの最小要件 |
Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008 SP2 および Windows Server 2008 用のプラットフォーム更新プログラム |
ヘッダー |
D2d1.h |
ライブラリ |
D2d1.lib |
DLL |
D2d1.dll |