ColorF クラス
既知の色を表す一連の定数を定義し、異なる色をインスタンス化するための便利なメソッドを提供します。
構文
class ColorF : D2D1_COLOR_F
{
};
メンバー
ColorF クラス の継承元は次のとおりです: D2D1_COLOR_F. ColorF は次のメンバーも定義します:
- メソッド
メソッド
ColorF クラス は次の項目を定義します: メソッド.
メソッド | 説明 |
---|---|
ColorF(knownColor, FLOAT) | 指定された既知の色名とアルファ値から ColorF クラスの新しいインスタンスを作成します。 |
ColorF(FLOAT, FLOAT, FLOAT, FLOAT) | 指定された赤、緑、青、およびアルファの各値を格納する ColorF クラスの新しいインスタンスを作成します。 |
ColorF(UINT32 rgb, FLOAT a) | 指定された RGB 値およびアルファ値を格納する ColorF クラスの新しいインスタンスを作成します。 |
色の定数
ColorF クラスでは、定義済みの色を作成するために ColorF メソッドと共に使用できる、次の列挙定数を定義します。
次の表は、定義済みの各色の見本、knownColor 名、および #rrggbb 形式の 16 進数の rgb 値を示しています。rr、gg、および bb はそれぞれが、対象の色の赤、緑、青の量を指定するために使用する 2 桁の 16 進値を表します。各 16 進数の値には、0 ~ 9 と A ~ F を使用できます。0 が最小値で、F が最大値です。
例
次の例では、ID2D1SolidColorBrush の作成時に、ColorF クラスを使用して定義済みの色である黒を指定します。
hr = m_pRenderTarget->CreateSolidColorBrush(
D2D1::ColorF(D2D1::ColorF::Black, 1.0f),
&m_pBlackBrush
);
完全なコードについては、「ブラシの種類の例」を参照してください。
次の例では、ColorF クラスを使用して、赤、緑、青、およびアルファ値で色を指定します。
ID2D1SolidColorBrush *pGridBrush = NULL;
hr = pCompatibleRenderTarget->CreateSolidColorBrush(
D2D1::ColorF(D2D1::ColorF(0.93f, 0.94f, 0.96f, 1.0f)),
&pGridBrush
);
完全なコードについては、「単純な Direct2D アプリケーション サンプル」を参照してください。
要件
クライアントの最小要件 |
Windows 7, Windows Vista SP2 および Windows Vista 用のプラットフォーム更新プログラム |
サーバーの最小要件 |
Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008 SP2 および Windows Server 2008 用のプラットフォーム更新プログラム |
ヘッダー |
D2d1.h |
ライブラリ |
D2d1.lib |
DLL |
D2d1.dll |
名前空間 |
D2D1 |