D3DXCreateTextureFromFileInMemoryEx

[アーティクル]
04/08/2010

メモリー内のファイルからテクスチャーを作成します。これは、D3DXCreateTextureFromFileInMemory の上位の関数です。

HRESULT 
D3DXCreateTextureFromFileInMemoryEx(
  LPDIRECT3DDEVICE9 pDevice,
  LPCVOID pSrcData,
  UINT SrcDataSize,
  UINT Width,
  UINT Height,
  UINT MipLevels,
  DWORD Usage,
  D3DFORMAT Format,
  D3DPOOL Pool,
  DWORD Filter,
  DWORD MipFilter,
  D3DCOLOR ColorKey,
  D3DXIMAGE_INFO * pSrcInfo,
  PALETTEENTRY * pPalette,
  LPDIRECT3DTEXTURE9 * ppTexture
);

パラメータ

pDevice
IDirect3DDevice9 インターフェイスへのポインターです。テクスチャーに関連付けられるデバイスを示します。
pSrcData
テクスチャーの作成に使用するメモリー内のファイルへのポインターです。
SrcDataSize
メモリー内のサイズ (バイト単位) です。
Width
幅 (ピクセル単位) です。この値が 0 または D3DX_DEFAULT の場合、これらのサイズはファイルから取得されます。
Height
高さ (ピクセル単位) です。この値が 0 または D3DX_DEFAULT の場合、これらのサイズはファイルから取得されます。
MipLevels
ミップマップレベル数の要求値です。この値が 0 または D3DX_DEFAULT の場合は、完全なミップマップのチェーンが作成されます。
Usage
0、D3DUSAGE_RENDERTARGET、または D3DUSAGE_DYNAMIC。このフラグを D3DUSAGE_RENDERTARGET に指定すると、サーフェスをレンダーターゲットとして使用します。その後でリソースを IDirect3DDevice9::SetRenderTarget メソッドの pNewRenderTarget パラメーターとして渡すことができます。D3DUSAGE_RENDERTARGET または D3DUSAGE_DYNAMIC を指定する場合は、Pool を D3DPOOL_DEFAULT に設定し、アプリケーションで IDirect3D9::CheckDeviceFormat を呼び出してデバイスがこの処理をサポートしていることを確認する必要があります。動的テクスチャーの使用の詳細については、「動的テクスチャーの使用」を参照してください。
Format
D3DFORMAT 列挙型のメンバーです。テクスチャーに対して要求されたピクセルフォーマットを示します。返されるテクスチャーのフォーマットは、Format で指定されたものと異なる場合があります。アプリケーションでは、返されるテクスチャーのフォーマットをチェックする必要があります。D3DFMT_UNKNOWN の場合、ファイルからフォーマットが取得されます。D3DFMT_FROM_FILE の場合、フォーマットはファイル内にあるとおり正確に取得され、デバイスの能力に違反する場合は呼び出しに失敗します。
Pool
D3DPOOL 列挙型のメンバーです。テクスチャーを配置するメモリークラスを示します。
Filter
イメージへのフィルターの適用方法を制御する 1 つ以上のフラグを指定します。このパラメーターに D3DX_DEFAULT を指定すると、D3DX_FILTER_TRIANGLE | D3DX_FILTER_DITHER を指定したのと同じ結果になります。有効な各フィルターは、D3DX_FILTER 内のフラグを 1 つ含んでいる必要があります。
MipFilter
画像に対するフィルターの適用方法を制御する 1 つ以上のフラグを指定します。このパラメーターに D3DX_DEFAULT を指定すると、D3DX_FILTER_BOX を指定したのと同じ結果になります。有効な各フィルターは、D3DX_FILTER 内のフラグを 1 つ含んでいる必要があります。さらに、ビット 27 ～ 31 を使用して、.dds テクスチャーがメモリーにロードされたときに (ミップマップチェーンのトップから) スキップするミップレベルの数を指定します。32 レベルまでスキップ可能です。
ColorKey
透明な黒と置き換える D3DCOLOR 値、またはカラーキーを無効にする 0 を指定します。この値は、元のイメージのフォーマットに関係なく常に 32 ビットの ARGB カラーになります。最上位にはアルファ値を指定します。カラーキーを不透明にする場合には FF に設定します。したがって、不透明な黒の場合には、値が 0xFF000000 になります。
pSrcInfo
ソースイメージファイル内のデータの記述を格納する D3DXIMAGE_INFO 構造体へのポインター、または NULL です。
pPalette
PALETTEENTRY 構造体へのポインターです。カラー値を格納する 256 色パレットを示します。または NULL です。「解説」を参照してください。
ppTexture
作成するテクスチャーオブジェクトを表す IDirect3DTexture9 インターフェイスへのポインターのアドレスです。

戻り値

成功すると、D3D_OK を返します。失敗した場合は、次の戻り値のいずれかを返します。D3DERR_NOTAVAILABLE、D3DERR_OUTOFVIDEOMEMORY、D3DERR_INVALIDCALL、D3DXERR_INVALIDDATA、E_OUTOFMEMORY

解説　

この関数は、.bmp、.dds、.dib、.hdr、.jpg、.pfm、.png、.ppm、および .tga ファイル形式をサポートします。「D3DXIMAGE_FILEFORMAT」を参照してください。

PALETTEENTRY の詳細については、Platform SDK を参照してください。Microsoft DirectX 8.0 の PALETTEENTRY 構造体の peFlags メンバーは Platform SDK の記述とは異なることに注意してください。peFlags メンバーは、現在、8 ビットパレット化フォーマットのアルファチャンネルです。

.dds ファイルのロード中にミップマップレベルをスキップする場合は、D3DX_SKIP_DDS_MIP_LEVELS マクロを使用して MipFilter 値を生成します。このマクロはスキップするレベル数とフィルタータイプを取得し、フィルター値を返します。フィルター値は MipFilter パラメーターに渡されます。

要件

ヘッダー: D3dx9tex.h 宣言

ライブラリ: D3dx9.lib 内容

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D3DXCreateTextureFromFileInMemoryEx

パラメータ

戻り値

解説

要件

関連項目

その他のリソース