次の方法で共有


Message.TimeToBeReceived プロパティ

メッセージが送信先キューから受信されるまでの最大許容時間を取得または設定します。

Public Property TimeToBeReceived As TimeSpan
[C#]
public TimeSpan TimeToBeReceived {get; set;}
[C++]
public: __property TimeSpan get_TimeToBeReceived();public: __property void set_TimeToBeReceived(TimeSpan);
[JScript]
public function get TimeToBeReceived() : TimeSpan;public function set TimeToBeReceived(TimeSpan);

プロパティ値

送信されたメッセージが送信先キューから受信されるまでの合計時間。既定値は InfiniteTimeout です。

例外

例外の種類 条件
InvalidOperationException フィルタ処理されたメッセージ キューが、 TimeToBeReceived プロパティを無視します。
ArgumentException TimeToBeReceived に指定された値が無効です。

解説

TimeToBeReceived プロパティは、送信されたメッセージが送信先キューから受信されるまでの合計時間を指定します。このタイム リミットには、送信先キューに到達するまでにかかる時間と、メッセージが受信されるまでキュー内にとどまっている時間とが含まれます。

注意   依存型クライアント コンピュータを使用するときには、メッセージ キューを実行しているサーバーのクロックにクライアント コンピュータのクロックを必ず同期させてください。同期していない場合、 TimeToBeReceived プロパティが InfiniteTimeout でないメッセージを送信したときに予測できない動作が発生することがあります。

キューからメッセージが削除される前に TimeToBeReceived プロパティによって指定される間隔が終了すると、メッセージ キューは次のどちらかの方法でそのメッセージを破棄します。メッセージの UseDeadLetterQueue プロパティが true の場合、メッセージは配信不能キューに送信されます。 UseDeadLetterQueuefalse の場合、メッセージは無視されます。

メッセージの AcknowledgeType プロパティを設定すると、タイマが時間切れになるまでにメッセージが取得されない場合に、メッセージ キューが送信元アプリケーションに否定受信確認メッセージを返すように要求できます。

TimeToBeReceived プロパティによって指定される値が TimeToReachQueue プロパティによって指定される値より小さいときは、 TimeToBeReceived が適用されます。

1 つのトランザクションで複数のメッセージが送信されるときには、メッセージ キューは最初のメッセージの TimeToBeReceived プロパティを使います。

必要条件

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

.NET Framework セキュリティ:

参照

Message クラス | Message メンバ | System.Messaging 名前空間 | TimeToReachQueue | InfiniteTimeout