XmlDocument.ImportNode メソッド
別のドキュメントから現在のドキュメントにノードをインポートします。
Public Overridable Function ImportNode( _
ByVal node As XmlNode, _ ByVal deep As Boolean _) As XmlNode
[C#]
public virtual XmlNode ImportNode(XmlNodenode,booldeep);
[C++]
public: virtual XmlNode* ImportNode(XmlNode* node,booldeep);
[JScript]
public function ImportNode(
node : XmlNode,deep : Boolean) : XmlNode;
パラメータ
- node
インポートしているノード。 - deep
詳細クローンを実行する場合は true 。それ以外の場合は false 。
戻り値
インポートされた XmlNode 。
例外
| 例外の種類 | 条件 |
|---|---|
| InvalidOperationException | インポートできないノード型でこのメソッドを呼び出しています。 |
解説
返されたノードに親がありません。ソース ノードは、元のドキュメントから変更または削除されていません。 ImportNode は、ソース ノードのコピーを作成します。
ノードをインポートすると、インポート先のドキュメントによって所有される XmlNode オブジェクトが作成され、 Name および NodeType がソース ノードと同じになります。新しいオブジェクトには、名前空間に関連する属性として、 Prefix 、 LocalName 、および NamespaceURI もあります。
インポートされたノードのノード型、および deep パラメータの値によっては、必要に応じて追加情報がコピーされます。このメソッドは、XML または HTML ソースのフラグメントが、あるドキュメントから別のドキュメントにコピーされた場合の動作をミラー化しようとします。XML の場合、このメソッドは、2 つのドキュメントが異なる DTD を持つ場合があることを認識します。
各 XmlNodeType の固有の動作を次の表に示します。
| XmlNodeType | ImportNode(true) | ImportNode(false) |
|---|---|---|
| Attribute | Specified プロパティは、生成された XmlAttribute で true に設定されます。ソース XmlAttribute の子孫は再帰的にインポートされ、結果として得られるノードは再アセンブルされて、対応するサブツリーが形成されます。 | deep パラメータは XmlAttribute ノードには適用されません。このノードは、インポート時に常に子を保持します。 |
| CData | データを含め、ノードをコピーします。 | データを含め、ノードをコピーします。 |
| Comment | データを含め、ノードをコピーします。 | データを含め、ノードをコピーします。 |
| DocumentFragment | ソース ノードの子孫は再帰的にインポートされ、結果として得られるノードは再アセンブルされ、対応するサブツリーが形成されます。 | 空の XmlDocumentFragment が生成されます。 |
| DocumentType | データを含め、ノードをコピーします。* | データを含め、ノードをコピーします。* |
| Element | ソース要素の子孫およびその指定された属性ノードは再帰的にインポートされ、結果として得られるノードは再アセンブルされ、対応するサブツリーが形成されます。
メモ : 既定の属性はコピーされません。インポートされるドキュメントがこの要素名の既定の属性を定義している場合、それらの属性が割り当てられます。 |
ソース要素の指定した属性ノードがインポートされ、生成された XmlAttribute ノードが、生成された XmlElement に結び付けられます。
メモ : 既定の属性はコピーされません。インポートされるドキュメントがこの要素名の既定の属性を定義している場合、それらの属性が割り当てられます。 |
| EntityReference | インポート元とインポート先のドキュメントのエンティティの定義が異なる場合があるため、このメソッドは XmlEntityReference ノードだけをコピーします。置換テキストは含まれません。インポート先のドキュメントにエンティティが定義されている場合は、その値が割り当てられます。 | インポート元とインポート先のドキュメントのエンティティの定義が異なる場合があるため、このメソッドは XmlEntityReference ノードだけをコピーします。置換テキストは含まれません。インポート先のドキュメントにエンティティが定義されている場合は、その値が割り当てられます。 |
| ProcessingInstruction | インポートしたノードから対象の値とデータ値をコピーします。 | インポートしたノードから対象の値とデータ値をコピーします。 |
| Text | データを含め、ノードをコピーします。 | データを含め、ノードをコピーします。 |
| SignificantWhitespace | データを含め、ノードをコピーします。 | データを含め、ノードをコピーします。 |
| Whitespace | データを含め、ノードをコピーします。 | データを含め、ノードをコピーします。 |
| XmlDeclaration | インポートしたノードから対象の値とデータ値をコピーします。 | インポートしたノードから対象の値とデータ値をコピーします。 |
| その他のすべてのノード型。 | これらのノード型はインポートできません。 | これらのノード型はインポートできません。 |
*DocumentType ノードはインポートできますが、1 つのドキュメントに設定できるのは 1 つの DocumentType だけです。現在ドキュメントに DocumenType ノードがある場合、新しいノードを追加する前にそのノードを削除する必要があります。
使用例
[Visual Basic, C#, C++] 2 番目の XML ドキュメントから元の XML ドキュメントに book ノードをインポートする例を次に示します。
Option Explicit
Option Strict
Imports System
Imports System.IO
Imports System.Xml
Public Class Sample
Public Shared Sub Main()
'Create the XmlDocument.
Dim doc As New XmlDocument()
doc.LoadXml("<bookstore>" & _
"<book genre='novel' ISBN='1-861001-57-5'>" & _
"<title>Pride And Prejudice</title>" & _
"</book>" & _
"</bookstore>")
'Create another XmlDocument which holds a list of books.
Dim doc2 As New XmlDocument()
doc2.Load("books.xml")
'Import the last book node from doc2 into the original document.
Dim newBook As XmlNode = doc.ImportNode(doc2.DocumentElement.LastChild, True)
doc.DocumentElement.AppendChild(newBook)
Console.WriteLine("Display the modified XML...")
doc.Save(Console.Out)
End Sub 'Main
End Class 'Sample
[C#]
using System;
using System.IO;
using System.Xml;
public class Sample
{
public static void Main()
{
//Create the XmlDocument.
XmlDocument doc = new XmlDocument();
doc.LoadXml("<bookstore>" +
"<book genre='novel' ISBN='1-861001-57-5'>" +
"<title>Pride And Prejudice</title>" +
"</book>" +
"</bookstore>");
//Create another XmlDocument which holds a list of books.
XmlDocument doc2 = new XmlDocument();
doc2.Load("books.xml");
//Import the last book node from doc2 into the original document.
XmlNode newBook = doc.ImportNode(doc2.DocumentElement.LastChild, true);
doc.DocumentElement.AppendChild(newBook);
Console.WriteLine("Display the modified XML...");
doc.Save(Console.Out);
}
}
[C++]
#using <mscorlib.dll>
#using <System.Xml.dll>
using namespace System;
using namespace System::IO;
using namespace System::Xml;
int main()
{
//Create the XmlDocument.
XmlDocument* doc = new XmlDocument();
doc->LoadXml(S"<bookstore><book genre='novel' ISBN='1-861001-57-5'><title>Pride And Prejudice</title></book></bookstore>");
//Create another XmlDocument which holds a list of books.
XmlDocument* doc2 = new XmlDocument();
doc2->Load(S"books.xml");
//Import the last book node from doc2 into the original document.
XmlNode* newBook = doc->ImportNode(doc2->DocumentElement->LastChild, true);
doc->DocumentElement->AppendChild(newBook);
Console::WriteLine(S"Display the modified XML...");
doc->Save(Console::Out);
}
この例では、入力として、 books.xml というファイルを使用しています。
<?xml version='1.0'?>
<!-- This file represents a fragment of a book store inventory database -->
<bookstore>
<book genre="autobiography" publicationdate="1981" ISBN="1-861003-11-0">
<title>The Autobiography of Benjamin Franklin</title>
<author>
<first-name>Benjamin</first-name>
<last-name>Franklin</last-name>
</author>
<price>8.99</price>
</book>
<book genre="novel" publicationdate="1967" ISBN="0-201-63361-2">
<title>The Confidence Man</title>
<author>
<first-name>Herman</first-name>
<last-name>Melville</last-name>
</author>
<price>11.99</price>
</book>
<book genre="philosophy" publicationdate="1991" ISBN="1-861001-57-6">
<title>The Gorgias</title>
<author>
<name>Plato</name>
</author>
<price>9.99</price>
</book>
</bookstore>
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必要条件
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET