<netMsmqBinding> の <security>

MSMQ バインディングのセキュリティ設定を定義します。トランスポートまたは SOAP セキュリティが有効であるかどうか、および有効である場合は、どの認証モードと保護レベルを使用するかを指定します。

スキーマの階層

<system.serviceModel>
  <bindings>
    <netMsmqBinding>
      <binding>
        <netMsmqBinding> の <security>

構文

<security mode="None/Transport/Message/Both">
   <transport msmqAuthenticationMode="None/WindowsDomain/Certificate"
      msmqEncryptionAlgorithm="RC4Stream/AES"
      msmqProtectionLevel="None/Sign/EncryptAndSign"
      msmqSecureHashAlgorithm="MD5/SHA1/SHA256/SHA512" />
      <message
      algorithmSuite="Basic128/Basic192/Basic256/Basic128Rsa15/Basic256Rsa15/TripleDes/TripleDesRsa15/Basic128Sha256/Basic192Sha256/TripleDesSha256/Basic128Sha256Rsa15/Basic192Sha256Rsa15/Basic256Sha256Rsa15/TripleDesSha256Rsa15"
      clientCredentialType="None/Windows/UserName/Certificate/CardSpace"/>
</security>

属性と要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性

説明

mode

整合性、機密性、および認証を制御するセキュリティの種類を指定します。有効な値は次のとおりです。 None: セキュリティは無効になります。 Transport: 保護と認証はトランスポートが提供します。これは、2 つのキュー マネージャー間のメッセージ セキュリティに適用されます。アプリケーションとキュー マネージャーとの間にセキュリティは提供されません。既存の Msmq アプリケーションは、この種類のセキュリティ モードと機能的に同等です。 Message: エンドツーエンドのアプリケーション セキュリティを指定します。トランスポート層で提供されるセキュリティありません。これは、他の標準バインディングによって提供されたセキュリティと同様です。 Both: トランスポートと SOAP メッセージング レイヤーの両方でセキュリティを提供します。同じ資格情報が、両方のレベルで要求されます。 既定値は、Transport です。この属性は NetMsmqSecurityMode 型です。

子要素

要素	説明
<netMsmqBinding> の <message>	SOAP メッセージのセキュリティ設定を定義します。この要素は MessageSecurityOverMsmqElement 型です。
<netMsmqBinding> の <transport>	MSMQ トランスポートのセキュリティ設定を定義します。この要素は MsmqTransportSecurityElement 型です。

親要素

要素	説明
binding	<netMsmqBinding> のバインディング要素です。

参照

リファレンス

NetMsmqSecurityElement
Security
Security
NetMsmqSecurity

概念

<binding>

その他のリソース

Securing Services and Clients
Windows Communication Foundation Bindings
Configuring System-Provided Bindings
Using Bindings to Configure Services and Clients
Queues in WCF