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<netMsmqBinding> の <transport>

トランスポートのセキュリティ設定を定義します。

スキーマの階層

<system.serviceModel>
  <bindings>
    <netMsmqBinding>
      <binding>
        <netMsmqBinding> の <security>
          <netMsmqBinding> の <transport>

構文

<netMsmqBinding>
    <binding>
    <security>
         <transport msmqAuthenticationMode="None/WindowsDomain/Certificate"
            msmqEncryptionAlgorithm="RC4Stream/AES"
            msmqProtectionLevel="None/Sign/EncryptAndSign"
            msmqSecureHashAlgorithm="MD5/SHA1/SHA256/SHA512" />
    </security>
   </binding>
</netMsmqBinding>

属性と要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性 説明

msmqAuthenticationMode

MSMQ トランスポートによるメッセージの認証方法を指定します。有効な値は次のとおりです。

  • None: 認証は行われません。

  • WindowsDomain: 認証機構により Active Directory が使用され、メッセージに関連付けられたセキュリティ識別子の X.509 証明書が取得されます。次に、これを使用してキューの ACL がチェックされ、ユーザーがキューへの書き込み権限を持っていることが確認されます。

  • Certificate: チャネルは、証明書ストアから証明書を取得します。

既定値は WindowsDomain です。

この属性が None に設定されている場合、msmqProtectionLevel 属性も None に設定する必要があります。この属性は MsmqAuthenticationMode 型です。

msmqEncryptionAlgorithm

メッセージ キュー マネージャー間でメッセージを転送するときに、ネットワーク上でメッセージの暗号化に使用されるアルゴリズムを指定します。有効な値は次のとおりです。

msmqProtectionLevel

MSMQ トランスポートのレベルでメッセージをセキュリティで保護する方法を指定します。暗号化を行うとメッセージの整合性が確保されますが、署名および暗号化を使用するとメッセージの整合性と否認防止の両方が確保されます。つまり、メッセージは本当にその送信者から送信されていることになり、記載されている送信者が実際の送信者になります。有効な値は次のとおりです。

  • None: 保護されません。

  • Sign: メッセージは署名されます。

  • EncryptAndSign: メッセージは暗号化および署名されます。

  • 既定値は Sign です。

msmqSecureHashAlgorithm

メッセージ ダイジェストの計算に使用されるハッシュ アルゴリズムを指定します。有効な値は次のとおりです。

  • MD5

  • SHA1

  • SHA256

  • SHA512

既定値は SHA1 です。この属性は MsmqSecureHashAlgorithm 型です。

子要素

なし

親要素

要素 説明

<netMsmqBinding> の <security>

キューに置かれているトランスポートのセキュリティ設定を定義します。

参照

リファレンス

MsmqTransportSecurityElement
Transport
Transport
MsmqTransportSecurity

概念

<binding>

その他のリソース

Queues in WCF
Securing Services and Clients
Windows Communication Foundation Bindings
Configuring System-Provided Bindings
Using Bindings to Configure Services and Clients