/debug (Visual Basic)

コンパイラでデバッグ情報を生成し、出力ファイルを作成します。

/debug[+ | -]
' -or-
/debug:[full | pdbonly]

引数

語句

定義

+ | -

省略可能です。 + または /debug を指定すると、コンパイラによってデバッグ情報が生成され、.pdb ファイルにその情報が出力されます。 - を指定するのは、/debug を指定しないのと同じです。

full | pdbonly

省略可能です。 コンパイラによって生成されるデバッグ情報の種類を指定します。 /debug:pdbonly を指定しなかった場合、既定値は full となり、実行中のプログラムにデバッガーをアタッチできます。 pdbonly 引数を指定すると、プログラムがデバッガーで開始されたときにはソース コードをデバッグできますが、実行中のプログラムをデバッガーにアタッチしたときはアセンブリ言語のコードしか表示されません。

解説

このオプションを使用してデバッグ ビルドを作成します。 /debug、/debug+、または /debug:full を指定しないと、プログラムの出力ファイルをデバッグできません。

既定では、デバッグ情報は生成されません (/debug-)。 デバッグ情報を生成するには、/debug または /debug+ を指定します。

アプリケーションのデバッグ パフォーマンスを設定する方法については、「イメージのデバッグの簡略化」を参照してください。

Visual Studio 統合開発環境で /debug を設定するには

  1. ソリューション エクスプローラーでプロジェクトが選択されている状態で、[プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。 詳細については、「プロジェクト デザイナーの概要」を参照してください。

  2. [コンパイル] タブをクリックします。

  3. [詳細コンパイル オプション] をクリックします。

  4. [デバッグ情報を作成] ボックスの値を変更します。

使用例

デバッグ情報をファイル App.exe に出力する場合のコード例です。

vbc /debug /out:app.exe test.vb

参照

関連項目

/bugreport

コンパイル コマンド ラインのサンプル (Visual Basic)

その他の技術情報

Visual Basic のコマンド ライン コンパイラ