購読済みのエッジ トランスポート サーバーを介してインターネット メール フローを構成する
適用先 : Exchange Server 2010
組織が購読済みのエッジ トランスポート サーバーを使用して中継することにより、インターネット電子メールを送受信する場合、シェルを使用してインターネット メール フローを構成できます。
このシナリオでインターネット メール フローを確立するには、エッジ トランスポート サーバーで Active Directory サイトを購読するようにします。Exchange 2010 組織のインターネット メール フローを確立するには、この方法をお勧めします。この処理により、インターネット メール フローに必要な次の送信コネクタが自動的に作成されます。
- すべてのインターネット ドメインに電子メールを送信するように構成されている送信コネクタ
- エッジ トランスポート サーバーからハブ トランスポート サーバーに電子メールを送信するように構成されている送信コネクタ
エッジ トランスポート サーバーで Active Directory サイトを購読しない場合は、ハブ トランスポート サーバーとエッジ トランスポート サーバーとの間のメール フローの確立に必要な送信コネクタを手動で作成できます。詳細については、「EdgeSync を使用しないエッジ トランスポート サーバーとハブ トランスポート サーバー間のメール フローを構成する」を参照してください。可能な場合は常に、エッジ トランスポート サーバーで Active Directory サイトを購読することをお勧めします。
メッセージのルーティングに関連する他の管理タスクについては、「メッセージ ルーティングの管理」を参照してください。
前提条件
- 権限のあるドメインがハブ トランスポート サーバーで構成されている。詳細については、「トランスポート サーバーの配置後のタスク」を参照してください。
- 電子メールアドレス ポリシーがハブ トランスポート サーバーで構成されている。詳細については、「電子メール アドレス ポリシーの管理」を参照してください。
- Exchange 組織から境界ネットワークを分離するファイアウォール経由で、セキュリティで保護された LDAP ポート 50636/TCP を介したネットワーク通信を使用できる。
シェルを使用して、エッジ トランスポート サーバーで Active Directory サイトを購読する
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「トランスポートのアクセス許可」の「EdgeSync」。
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EMC を使用して、エッジ トランスポート サーバーで Active Directory サイトを購読することはできません。 |
エッジ トランスポート サーバーで、次のコマンドを実行します。
New-EdgeSubscription -FileName "C:\EdgeSubscriptionInfo.xml"
XML の結果ファイルを、エッジ トランスポート サーバーで購読する Active Directory サイトのハブ トランスポート サーバーにコピーします。ハブ トランスポート サーバーで、次のコマンドを実行します。
New-EdgeSubscription -FileData ([byte[]]$(Get-Content -Path "C:\EdgeServerSubscription.xml" -Encoding Byte -ReadCount 0)) -Site "Default-First-Site" -CreateInternetSendConnector $true -CreateInboundSendConnector $true
注 :
既定では、CreateInternetSendConnector パラメーターと CreateInboundSendConnector パラメーターの値は $true
です。既定の構成を使用する場合は、これらのパラメーターを指定する必要はありません。これらは、例示のみを目的としています。注 :
手順 1. で作成したエッジ サブスクリプション ファイルをインポートするために、EMC でエッジ サブスクリプションの新規作成ウィザードを使用することもできます。詳細については、「エッジ サブスクリプションの作成」を参照してください。 ハブ トランスポート サーバーで、次のコマンドを実行します。
Start-EdgeSynchronization
構文およびパラメーターの詳細については、「New-EdgeSubscription」または「Start-EdgeSynchronization」を参照してください。