ロード テスト シナリオのプロパティ
発行: 2016年7月
ロード テスト要件を満たすために Visual Studio Enterprise で、ロード テスト シナリオ プロパティ設定を変更します。
たとえば、ロード テスト シナリオのテスト イテレーションの最大数を指定する方法は次のとおりです。
「ロード テスト エディターを使用したロード テスト シナリオの編集」および「ロード テスト アナライザーの概要」を参照してください。
全般
変更可能なロード テスト シナリオの設定プロパティは、次のとおりです。
プロパティ |
定義 |
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名前 |
シナリオの名前です。 詳細については、「[廃版] ロード テストの作成」および「Create and run a load test」を参照してください。 |
ミックス
プロパティ |
定義 |
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ブラウザー ミックス |
ロード テスト用の Web ブラウザー ミックスを指定します。 さまざまな Web ブラウザーの種類とその負荷の配分を指定できます。 省略記号ボタン (…) を選択し、[ブラウザー ミックスの編集] ダイアログを開き、[追加] と [削除] を使用してロード テストでの Web ブラウザーの種類を選択します。 詳細については、「テスト ミックスを編集して、ロード テスト シナリオに含める Web ブラウザーの種類の指定する」を参照してください。 |
ネットワーク ミックス |
ロード テスト用のネットワーク ミックスを指定します。 対象とするネットワークの種類とその負荷の配分を指定できます。 省略記号ボタン (…) を選択し、[ネットワーク ミックスの編集] ダイアログ ボックスを開き、[追加] と [削除] を使用してロード テストでのネットワークの種類を選択します。 詳細については、「ロード テスト シナリオでの仮想ネットワークの種類の指定」を参照してください。 |
テスト ミックス |
ロード テスト用の Web パフォーマンス テストと単体テストのテスト ミックスを指定します。 対象とするテストとその負荷の配分を指定できます。 省略記号ボタン (…) を選択し、[テスト ミックスの編集] ダイアログ ボックスを開き、[追加] と [削除] を使用してロード テストでのテストを選択します。 詳細については、「テスト ミックスを編集して、ロード テスト シナリオに含める Web パフォーマンス テスト、単体テスト、コード化された UI テストを指定」を参照してください。 |
テスト ミックスの種類 |
ロード テストに使用するテスト ミックス モデルを指定します。 省略記号ボタン (…) を選択し、[テスト ミックスの編集] ダイアログ ボックスを開き、[テスト ミックス モデル] のドロップダウンを使用してロード テストでのテスト ミックス モデルを選択します。 詳細については、「テキスト ミックス モデルを編集して仮想ユーザーがテストを実行する確率を指定」を参照してください。 |
オプション
プロパティ |
定義 |
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使用するエージェント |
コントローラーとエージェントを使用してリモートでロード テストを実行する場合は、シナリオに使用するエージェントを指定します。 たとえば、特定のエージェントのセットを指定することで、パフォーマンスの傾向を分析する際の一貫性を維持することができます。 エージェントを地理的に分散して、実行するスクリプトとエージェントの場所の間に親和性を持たせることもできます。 エージェントは、"Agent1, Agent2, Agent3" のように、コンマで区切る必要があります。 プロパティが空白の場合、シナリオでは、使用できるすべてのエージェントが使用されます。 詳細については、「方法: ロード テスト シナリオで使用するテスト エージェントを指定する」を参照してください。 |
遅延のペースに分布を適用 |
ユーザー ペース配分のテスト ミックス モデルに一般的な分布の遅延を適用するかどうかを指定するブール値。 このプロパティは、[テスト ミックスの種類] プロパティが [ユーザーのペース] に設定されている場合にのみ適用されます。 詳細については、「方法: 配分を適用してユーザー ペースのテスト ミックス モデルを使用するときの遅延をペース配分する」を参照してください。 |
IP 切り替え |
IP 切り替えを使用するかどうかを指定するために使用するブール値。 IP 切り替えを使用すると、テスト エージェントで IP アドレスの範囲を使用してサーバーに要求を送信できます。 これにより、異なるクライアント コンピューターからの呼び出しをシミュレートできます。 IP 切り替えは、負荷分散されている Web ファームに対してテストする場合に重要です。 ほとんどの負荷分散機能では、クライアントと特定の Web サーバーとの間の関係を確立するのに、クライアントの IP アドレスを使用します。 すべての要求が単一のクライアントから送信されているように見える場合、負荷分散機能は負荷の分散を実行しません。 Web ファームで適切な負荷分散を得るには、要求が一定の範囲の IP アドレスから送信されることが重要です。 IP 切り替えは、テスト エージェントでのみ使用できます。 |
テスト イテレーションの最大数 |
シナリオで実行するテストの最大数を指定するために使用する数値。 値がゼロの場合、最大数は指定されません。 詳細については、「ロード テスト シナリオにおけるテスト イテレーションの構成」を参照してください。 |
新しいユーザーのパーセンテージ |
新しいユーザーまたはシナリオの初めてのビジターのパーセンテージを指定する数値。 詳細については、「方法: Web キャッシュ データを使用する仮想ユーザーの割合を指定する」を参照してください。 |
待ち動作のプロファイル |
シナリオが [記録された待ち時間を中央値とする正規分布を使用する] を使用するかどうか、または待ち動作のプロファイルが [オン] か [オフ] かを指定します。 詳細については、「待ち時間を編集してロード テスト シナリオにおける Web サイトでの対話操作の遅延をシミュレート」を参照してください。 |
テスト イテレーション間の待ち時間 |
テスト イテレーション間の待ち時間を指定するために使用する数値 (秒)。 詳細については、「待ち時間を編集してロード テスト シナリオにおける Web サイトでの対話操作の遅延をシミュレート」を参照してください。 |
タイミング
プロパティ |
定義 |
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開始時刻の遅延 |
ロード テストを開始した後シナリオの開始を遅らせる時間 (時間、分、秒) を指定する時刻値。 [ウォームアップ時に無効化] プロパティの値が [True] に設定されている場合、待機時間はウォームアップ期間の終了後に適用されます。 詳細については、「シナリオの開始遅延の設定」を参照してください。 |
ウォームアップ時に無効化 |
ロード テストの実行設定で指定された [ウォームアップ継続時間] プロパティの時刻値の間に、シナリオを実行するかどうかを指定するために使用するブール値。 ロード テストの実行設定プロパティの詳細については、「ロード テストの実行設定のプロパティ」を参照してください。 詳細については、「シナリオの開始遅延の設定」を参照してください。 |
参照
ロード テスト エディターを使用したロード テスト シナリオの編集
ロード テストの作成と編集
[廃版] ロード テストの実行