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ロード テスト シナリオにおけるテスト イテレーションの構成

 

テスト イテレーションの設定を構成するには、ロード テスト エディターと [プロパティ] ウィンドウを使用して、ロード テスト シナリオを編集します。 既定では、テスト イテレーションの最大数が未指定のロード テスト シナリオが設定されます。 必要に応じて、シナリオのイテレーションの最大数と、イテレーション間の待ち時間を構成できます。

このトピックの内容

  • シナリオでのテスト イテレーションの最大数の指定 : シナリオで Web パフォーマンス テストおよび単体テストを実行する最大回数を指定できます。

  • シナリオでのテスト イテレーション間の待ち時間の指定 : ロード テスト シナリオでのテスト イテレーション間の待ち時間を調整することにより、ユーザーの待ち時間のシミュレートを秒単位で指定できます。

必要条件

  • Visual Studio Enterprise

シナリオでのテスト イテレーションの最大数の指定

ロード テスト エディターを使用して、[プロパティ] ウィンドウの [テスト イテレーションの最大数] プロパティを変更することにより、シナリオでテストを実行する最大回数を指定できます。

[テスト イテレーションの最大数] プロパティは、シナリオで実行するテスト イテレーションの最大数を制御します。 ロード テストの実行設定の [テスト イテレーション] プロパティと同様、この数値はユーザー設定ごとの最大数ではなく、すべてのエージェントのすべてのユーザーについての最大数です。

注意

ロード テスト シナリオの各プロパティとその説明の一覧については、「ロード テスト シナリオのプロパティ」を参照してください。

連続するテスト ミックスの場合、1 回のイテレーションはミックス内のすべてのテストの通し実行 1 回を指します。 その他のテスト ミックスの場合、テスト実行 1 回がイテレーションとしてカウントされます。 詳細については、「303e1d70-5d98-424a-b51e-e0898e16d3f8#EditingTestMixAboutMixControl」を参照してください。

継続時間を基準として実行されるロード テストで、イテレーションのカウントが最大数に到達する前に継続時間が経過した場合、テストは停止します。 また、イテレーションを基準として実行されるロード テストで、シナリオのイテレーションの最大数に到達する前にテストのイテレーションの最大数に到達した場合、テストは停止します。 継続時間を構成するには、ロード テストの実行設定に関連付けられた [プロパティ] ウィンドウで、[実行継続時間] プロパティを設定します。

シナリオのイテレーションのカウントが最大数に到達すると、そのシナリオは実行を停止しますが、それ以外のアクティブなシナリオは引き続き実行されます。

注意

関連するプロパティに Web テスト データ ソースの Unique プロパティがあります。このプロパティは、データを行ごとに順番に移動しますが、各レコードで 1 回のみ実行されます。詳細については、「[廃版] Web パフォーマンス テストへのデータ ソースのバインド」を参照してください。

[テスト イテレーションの最大数] プロパティは、さまざまな状況で役立ちます。 ロード テストの実行担当者によっては、イテレーションを基準としたテストを好む人もいれば、継続時間を基準としたテストを好む人もいます。

シナリオにおけるテスト イテレーションの指定

テスト イテレーションの最大数を指定するには

  1. ロード テストを開きます。

  2. ロード テスト エディターが表示されます。 ロード テスト ツリーが表示されます。

  3. ロード テスト ツリーの [シナリオ] フォルダーで、テスト イテレーションの最大数を指定するシナリオ ノードを選択します。

  4. [表示] メニューの [プロパティ ウィンドウ] をクリックします。

    [プロパティ] ウィンドウに、シナリオのカテゴリおよびプロパティが表示されます。

  5. [テスト イテレーションの最大数] プロパティのテキスト ボックスに、ロード テストの実行時にシナリオで実行するテストの最大数を示す値を入力します。

    注意

    [テスト イテレーションの最大数] プロパティを 0 に設定すると、イテレーションの最大数は指定されません。

  6. プロパティを変更したら、[ファイル] メニューの [保存] を選択します。 次に、新しい [テスト イテレーションの最大数] の値を使用して、ロード テストを実行します。

シナリオでのテスト イテレーション間の待ち時間の指定

[テスト イテレーション間の待ち時間] プロパティは、ロード テスト エディターでロード テスト シナリオのプロパティを編集するときに、[プロパティ] ウィンドウを使用して設定します。。

[テスト イテレーション間の待ち時間] プロパティは、テスト イテレーションを開始する前に待機する秒数を指定するために使用されます。

注意

ロード テスト シナリオの各プロパティとその説明の完全な一覧については、「ロード テスト シナリオのプロパティ」を参照してください。

テスト イテレーション間の待ち時間を指定するには

  1. ロード テストを開きます。

    ロード テスト エディターが表示されます。 ロード テスト ツリーが表示されます。

  2. ロード テスト ツリーの [シナリオ] フォルダーで、使用するエージェントを指定するシナリオのノードを選択します。

  3. [表示] メニューの [プロパティ ウィンドウ] をクリックします。

    [プロパティ] ウィンドウに、シナリオのカテゴリおよびプロパティが表示されます。

  4. [テスト イテレーション間の待ち時間] プロパティの値として、次のテスト イテレーションを開始する前に待機する秒数を示す数値を入力します。

  5. プロパティを変更したら、[ファイル] メニューの [保存] を選択します。 次に、新しい [テスト イテレーション間の待ち時間] の値を使用して、ロード テストを実行します。

参照

ロード テスト エディターを使用したロード テスト シナリオの編集
2e93860a-a67a-43a2-9b0a-5ec65ca6e7a7#CreatingLoadTestsUsingWizardStep2
Test Controller および Test Agent を使用した複数のテスト コンピューターへのロード テストの実行の分散
[廃版] 方法: テスト設定で指定されたテスト コントローラーおよび Test Agent を使用してロード テストを実行する
ロード テスト シナリオのプロパティ
待ち時間を編集してロード テスト シナリオにおける Web サイトでの対話操作の遅延をシミュレート