次の方法で共有


/bigobj (.obj ファイル内のセクションの数を増やす)

/bigobj は、オブジェクト ファイルに格納できるセクションの数を増やします。

/bigobj

解説

既定では、オブジェクト ファイルはアドレス指定可能なセクションを最大 65,536 (2^16) 保持できます。 これは、どのターゲット プラットフォームを指定したかにかかわらない場合です。 /bigobj は、このアドレスの量を 4,294,967,296 (2^32) に増やします。

ほとんどのモジュールでは、65,536 を超えるセクションを格納する .obj ファイルを生成することはありません。 しかし、マシンによって生成されるコード、またはテンプレート ライブラリを多用するコードでは、より多くのセクションを保持できる .obj ファイルを必要とする可能性があります。 /bigobj は、Windows ストア プロジェクトで既定で有効になっています。コンピューターが生成した XAML コードに多数のヘッダーが含まれているためです。 Windows ストア アプリのプロジェクトでこのオプションを無効にすると、コンパイラ エラー C1128 が発生する可能性が高くなります。

Visual C++ 2005 より前のバージョンに付属していたリンカーは、/bigobj を指定して作成された .obj ファイルを読み取ることができません。

Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには

  1. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、「方法 : プロジェクト プロパティ ページを開く」を参照してください。

  2. [C/C++] フォルダーをクリックします。

  3. [コマンド ライン] プロパティ ページをクリックします。

  4. [追加のオプション] ボックスにコンパイラ オプションを入力します。

このコンパイラ オプションをコードから設定するには

参照

関連項目

コンパイラ オプション

コンパイラ オプションの設定