作業スタイル
SourceSafe データベースの追加ウィザードウィザードを使用して Visual SourceSafe データベースを作成する場合、チームに合った作業スタイルを使用した構成オプションを選択できます。Visual SourceSafe では、次の 2 つの作業スタイルがサポートされています。
ロック-変更-ロック解除 (または排他的チェックアウト モデル)
コピー-変更-マージ (または複数チェックアウト モデル)
ロック-変更-ロック解除
ロック-変更-ロック解除は、Visual SourceSafe データベースの既定の作業スタイルです。同様のモデルは多くのバージョン管理システムで採用されています。このモデルでは、同時にファイルを変更できるのは 1 人のユーザーに限られます。
ロック-変更-ロック解除作業スタイルを使用する場合、Visual SourceSafe はチェックアウト中、ファイルまたはプロジェクトをデータベースからユーザーの作業フォルダへコピーします。データベースではこのファイルはロックされます。別のユーザーがこのファイルのチェックアウトを試みると、ファイルは既にチェックアウトされていることを示すメッセージが表示されます。ユーザーがファイルをデータベースにチェックインすると、ファイルの新しいバージョンが作成され、他のユーザーが利用できるようにロックが解除されます。
コピー-変更-マージ
チームによる開発環境をサポートするために、Visual SourceSafe では、並行開発を実現するコピー-変更-マージの作業スタイルが用意されています。この作業スタイルでは、Visual SourceSafe のマージ機能を使用して、同じファイルを複数のユーザーがチェックアウトできます。
コピー-変更-マージの作業スタイルの場合、チェックアウト中、ファイルまたはプロジェクトはデータベースからユーザーの作業フォルダにコピーされます。別のユーザーもこの項目のコピーを利用でき、これを自分のローカルの作業フォルダに置くことができます。どちらのユーザーも、各自のローカル コピーのファイルを修正できます。一方のユーザーがファイルを Visual SourceSafe データベースにチェックインすると、これがこのファイルのカレント バージョンになります。ファイルを共有しているもう一方のユーザーが変更内容をチェックインすると、Visual SourceSafe はマージ機能を使用してファイルの相違点を表示し、このファイルの内容と、データベース内のファイルの内容とをマージします。詳細については、「比較とマージのしくみ」を参照してください。