ロード テスト アナライザーを使用したロード テストのしきい値規則違反の分析

 

発行: 2016年7月

しきい値規則は、特定のパフォーマンス カウンターに関連付けられます。違反とは、パフォーマンス カウンターが設定値を上回るか下回ったことを示します。 ロード テストの実行では、あらかじめ設定したしきい値規則に対する違反を分析できます。

違反が発生すると、[しきい値の違反です] というハイパーリンクがロード テスト アナライザーのステータス バーに表示され、発生した違反の数が示されます。 このハイパーリンクを選択すると、しきい値違反テーブルが表示されます。 しきい値違反は、[カウンター] ウィンドウやグラフ上でも表示できます。

• テーブル ビューでのしきい値違反の分析

• グラフ ビューでのしきい値違反の分析

• カウンター パネルの使用によるしきい値違反の分析

必要条件

• Visual Studio Enterprise

しきい値違反テーブルの表示

しきい値違反テーブルには、最初の 1,000 個の違反が表示されます。 次の表は、表示される列を示しています。

列	説明	既定で表示
時間	ロード テスト中に違反が発生した時刻。	はい
コンピューター	違反が発生した、テスト中のコンピューター名。 注意 この情報は、リモート テスト マシン群でロード テストを実行する場合に重要です。詳細については、「Test Controller および Test Agent を使用した複数のテスト コンピューターへのロード テストの実行の分散」を参照してください。	はい
カテゴリ	違反が発生したパフォーマンス カウンターのカテゴリ。	はい
カウンター	違反が発生したパフォーマンス カウンターの名前。	はい
インスタンス	違反が発生したパフォーマンス カウンター インスタンス。	はい
メッセージ	しきい値違反について説明するメッセージ。 たとえば、The value 5 exceeds the critical threshold value of 0 のようにします。	はい

注意

テーブルは、列ヘッダーを選択することによって並べ替えることができます。

詳細については、「ロード テスト アナライザーのテーブル ビューでのロード テスト結果とエラーの分析」を参照してください。

カウンター パネルでのしきい値違反の表示

しきい値違反は、[カウンター] パネルで、ロード テストのパフォーマンス カウンターを一覧表示するツリーに表示できます。 [カウンター] パネルのアイコンがしきい値違反を通知します。 アイコンは以下のいずれかです。

アイコンは以下のいずれかです。

   しきい値違反がない。

   重大なしきい値違反が最後の間隔で発生した。

   重大なしきい値違反が以前の間隔で発生した。

   警告しきい値違反が最後の間隔で発生した。

   警告しきい値違反が前の間隔で発生した。

必要に応じて、しきい値違反をグラフに表示することもできます。 しきい値アイコンは、グラフ上のしきい値違反が発生したデータ ポイントの隣に表示されます。

カウンター ツリーでは、しきい値違反を示すアイコンは、該当するカウンター ノードからルート ノードにまで反映されます。 これにより、ツリーが閉じていて表示されないカウンターでの違反も通知されます。

詳細については、「グラフ ビューおよびテーブル ビューでのカウンター パネルの使用」を参照してください。

しきい値違反のグラフでの表示

しきい値違反はグラフにも表示できます。 [カウンター] パネルの場合と同様に、しきい値違反はアイコンでグラフに表示されます。 アイコンは、グラフ上でしきい値違反が発生したデータ ポイントの隣に表示されます。 グラフに表示されていないカウンターでしきい値違反が発生した場合は、それを [カウンター] パネルからグラフにドラッグすることで、グラフに追加できます。

詳細については、「ロード テスト アナライザーのグラフ ビューでのテスト結果の分析」を参照してください。

参照

ロード テストでのコンピューターのカウンター セットとしきい値規則の指定
ロード テスト アナライザーを使用したロード テスト結果の分析
ロード テスト アナライザーのテーブル ビューでのロード テスト結果とエラーの分析