次の方法で共有


情報管理ポリシーは次の 2 つの範囲レベルで作成できます。

  • **サイト コレクション レベルのサイト ポリシーとして   **サイト ポリシーは、サイト コレクション レベルのポリシー コレクションに属します。管理者は、サイト ポリシーを特定のサイト コレクション内で使用できるようにすることができます。特定のコンテンツ タイプまたはリストにサイト ポリシーを割り当てると、そのポリシーのコピー (ポリシー インスタンスと呼ばれる) がコンテンツ タイプまたはリストにローカルにコピーされます。

  • **特定のコンテンツ タイプまたはリストの一部として   **コンテンツ タイプまたはリスト内で作成されたポリシーは、そのコンテンツ タイプまたはリストのみに適用されます。ただし、後でそのポリシーを XML ドキュメントとしてエクスポートし、ポリシー コレクションや別のコンテンツ タイプまたはリストに追加できます。

ポリシー インスタンス (特定のコンテンツ タイプに割り当てられ、ローカルにコピーされたポリシー) は、基になっているサイト ポリシーとの関係を継承します。ポリシー コレクション内のサイト ポリシーに加えた変更は、そのテンプレートの各種インスタンスに反映されます。

注意

ポリシーが適用されるリストの項目は、毎日の非同期タイマ サービス ジョブによって更新されます。そのため、それらの項目は、即時に処理および更新されない場合があります。これは、ポリシーのローカル コピーを編集する場合にも当てはまります。

特定のコンテンツ タイプにサイト ポリシーを割り当てた場合、コンテンツ タイプ レベルでそのポリシーに変更を加えることはできません。たとえば、コンテンツ タイプにサイト ポリシーを割り当て、そのコンテンツ タイプのポリシーをカスタマイズして、追加ポリシー機能を組み込むことはできません。

ただし、サイト ポリシーを XML ファイルとしてエクスポートし、コンテンツ タイプにその XML ファイルをインポートすることはできます。これにより、サイト ポリシーとコンテンツ タイプ ポリシーの間にリレーションシップが確立されることはありません。コンテンツ タイプ ポリシーに変更を加えることはできますが、サイト ポリシーに加えた変更をコンテンツ タイプ ポリシーに "プッシュ ダウン" することはできません。

次の 2 つ方法で、別のポリシーからポリシーを派生させることができます。

  • ポリシー コレクションのサイト ポリシーを特定のコンテンツ タイプまたはリストに割り当てることができます。

  • 別のコンテンツ タイプに基づいてコンテンツ タイプを作成することができます。

既存のコンテンツ タイプに基づいたコンテンツ タイプを作成すると、派生したコンテンツ タイプのすべての特徴は、既存のコンテンツ タイプからコピーされます。これには、最初のコンテンツ タイプに適用されたポリシーも含まれます。新しいポリシー インスタンスは、派生したコンテンツ タイプにローカル コピーされます。

最初の "親" コンテンツ タイプのポリシー インスタンスに変更を加えると、Office SharePoint Server 2007 により、派生したポリシーが更新されて変更が反映されます。ただし、子コンテンツ タイプのポリシーに直接変更を加えることはできません。

See Also

概念

情報管理ポリシーの紹介

コンテンツ タイプのポリシー

ポリシー機能の概要

ポリシー リソースの概要

ポリシーの名前空間の概要