POP3 アクセス用および IMAP4 アクセス用の TLS と SSL の構成

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-08-22

ここでは、Exchange 管理コンソールと Exchange 管理シェルを使用して、POP3 (Post Office Protocol Version 3) および IMAP4 (インターネット メッセージ アクセス プロトコル Version 4rev1) サービスが有効になっている Microsoft Exchange Server 2007 コンピュータ上で、トランスポート層セキュリティ (TLS) と SSL (Secure Sockets Layer) を構成する方法について説明します。

開始する前に

POP3 アクセスおよび IMAP4 アクセスのセキュリティ保護のために TLS と SSL を構成する前に、クライアント アクセス サーバーの役割がインストールされている Exchange 2007 サーバーで SSL を構成する処理について十分に理解しておいてください。通信をセキュリティで保護する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。

クライアント アクセスのセキュリティの管理

クライアント アクセス サーバーの SSL の管理

クライアント アクセス サーバーに SSL 証明書をインストールする方法

POP3 用および IMAP4 用の TLS と SSL の構成

Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して、Exchange 2007 クライアント アクセス サーバーで POP3 用および IMAP4 用に SSL を構成することができます。

POP3 および IMAP4 用に SSL を構成する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。

POP3 用および IMAP4 用の SSL の構成

POP3 アクセスおよび IMAP4 アクセスに TLS と SSL を使用する場合、Exchange 2007 クライアント アクセス サーバーは、以下の表にあるポートの一覧を使用してクライアントと通信します。

SSL を使用する場合の POP3 アクセス用および IMAP4 アクセス用のポート

プロトコル 既定のポート

IMAP4/SSL

993 (TCP)

IMAP4 (TLS を使用または不使用)

143 (TCP)

POP3/SSL

995 (TCP)

POP3 (TLS を使用または不使用)

110 (TCP)

既定では、この表の値がクライアントとの通信に使用されます。既定のポートを経由した通信を無効にする場合は、POP3 クライアントおよび IMAP4 クライアントで使用するための他のポートを指定できます。Exchange 2007 POP3 クライアントや IMAP4 クライアントに対してポートを構成する方法の詳細については、「POP3 アクセスおよび IMAP4 アクセスの IP アドレスとポートを構成する方法」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。