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エッジ サブスクリプションの管理

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-06-19

ここでは、Microsoft Exchange Server 2007 組織でのエッジ サブスクリプションの管理に役立つ情報と、このセクションの関連トピックへのリンクを示します。

エッジ サブスクリプション

エッジ サブスクリプション プロセスは、エッジ トランスポート サーバーのエッジ サブスクリプションを確立するために管理者が行う手順です。Active Directory ディレクトリ サービス サイトでエッジ トランスポート サーバーを購読して、エッジ トランスポート サーバーを Exchange 組織に関連付けます。エッジ トランスポート サーバーで購読した後は、Microsoft Exchange EdgeSync サービスによって、Active Directory からエッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータの Active Directory アプリケーション モード (ADAM) インスタンスに受信者と構成データが定期的にレプリケートされます。

note注 :
Microsoft Exchange Server 2007 Service Pack 1 (SP1) は、サーバーの役割を Windows Server 2008 コンピュータに展開する操作をサポートしています。エッジ トランスポート サーバーが Windows Server 2008 上にインストールされている場合、ADAM は Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス (AD LDS) に置き換えられます。Windows Server 2008 には、拡張された機能や名前の変更された機能がいくつかあります。Windows Server 2003 と Windows Server 2008 との間における機能変更の詳細については、「用語の変更」を参照してください。

Microsoft Exchange EdgeSync サービス

Microsoft Exchange EdgeSync サービスは、ハブ トランスポート サーバーで実行されるデータ同期サービスです。エッジ トランスポート サーバーを購読している Active Directory サイトにあるハブ トランスポート サーバーで実行される Microsoft Exchange EdgeSync サービスは、ADAM に対する受信者および構成データの一方向のレプリケーションを定期的に実行します。Microsoft Exchange EdgeSync サービスは、エッジ トランスポート サーバーがスパム対策の構成タスクを実行するために必要な情報、および Exchange 2007 組織のハブ トランスポート サーバーとインターネットの間で 1 つ以上のエッジ トランスポート サーバーを介したメール フローを有効にするために必要な送信コネクタの構成に関する情報だけをコピーします。Microsoft Exchange EdgeSync サービスは、ADAM の情報が最新の状態に維持されるように、スケジュールされた更新を実行します。

エッジ サブスクリプションの保守

エッジ サブスクリプションには、定期的な保守は必要ありません。ただし、エッジ サブスクリプションを管理するために以下の作業を実行できます。

  • EdgeSync 同期の強制的な実行   Active Directory で受信者または構成を大幅に変更した場合は、スケジュールされたレプリケーションの間隔を待たずに、Microsoft Exchange EdgeSync サービスを開始して直ちに同期することができます。

  • エッジ サブスクリプションの削除   エッジ トランスポート サーバーの使用が停止されている場合は、エッジ サブスクリプションを削除できます。Active Directory サイトの関連付けを変更する場合も、エッジ サブスクリプションを削除して作成し直す必要があります。エッジ サブスクリプションは、Exchange 組織のみから削除する必要があります。

  • エッジ トランスポート サーバーの再購読   Active Directory サイトに対するエッジ サブスクリプションを作成した後で、そのサイトにハブ トランスポート サーバーを追加した場合、そのサーバーは EdgeSync 同期プロセスに参加しません。このようなサーバーを EdgeSync 同期プロセスに参加させるには、エッジ トランスポート サーバーを再購読する必要があります。EdgeSync レプリケーション アカウントの資格情報の認証でエラーが発生した場合にも、エッジ トランスポート サーバーを再購読する必要があります。

    important重要 :
    エッジ トランスポート サーバーを購読し直すには、エッジ トランスポート サーバーで新しい XML ファイルをエクスポートしてから、その XML ファイルをハブ トランスポート サーバーにインポートします。前に購読していたのと同じ Active Directory サイトに対してエッジ トランスポート サーバーを購読し直す必要があります。元のエッジ サブスクリプションをあらかじめ削除する必要はありません。再サブスクリプション プロセスによって、既存のエッジ サブスクリプションが上書きされます。
  • エッジ同期のテスト   Exchange 管理シェルで Test-EdgeSynchronization コマンドレットを使用して、Active Directory と ADAM が同期しているかどうかを確認できます。

    note注 :
    Exchange 2007 SP1 がインストールされている場合は、Test-EdgeSynchronization コマンドレットを使用して単一の受信者の同期状態を確認することもできます。

詳細情報

詳細については、以下のトピックを参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。